●男子団体決勝トーナメント1回戦
〈日本 3−0 香港〉
○張本 8、8、9 黄鎮廷
○水谷 −10、12、9、4 何鈞傑
○丹羽 3、7、11 林兆恒
現地時間、14時40分。隣のコートの日本女子対ウクライナと時を同じくして、日本男子も香港に3−0で勝利!
明日の準々決勝へと勝ち進んだ!
トップ張本は強かった。2月のチームワールドカップで0−3で敗れ、4月のアジアカップでは順位決定戦で4−0で勝っている黄鎮廷との対戦。黄鎮廷の裏面フリックとフォアドライブに対して、台からまったく下がらず、前陣での打球点の早いブロック・カウンターで崩してから強烈なパワードライブを打ち込む。そして要所でミドルへ打ち込むパワードライブに、黄鎮廷は全く反応できなかった。張本、世界団体でも完全に硬さが取れ、ペースを握ってきた感じだ。
2番水谷、ここで一気に主導権を握りたいところだが、相手の何鈞傑は好調。サウスポー同士でプレー領域も近く、球が合っていた。積極的にバックハンドでカウンターを狙い、思い切った回り込みパワードライブにも威力があったが、水谷は2ゲーム目を14−12で奪うと、ロングサービスや深く切れたツッツキをうまく使って何鈞傑のプレーを崩した。
3番丹羽は敗れたイングランド戦以来の出場だが、非常に冷静なプレー。相手の林兆恒はオーソドックスな右シェークドライブ型で、丹羽にとっては怖さがなかった。切れたフォアサービス、深く切るツッツキレシーブを相手にドライブで持ち上げさせ、フォアのカウンタードライブで次々に狙い打った。3ゲーム目には中盤で5−6、7−9とリードされる場面もあったが、ここから4点連取で11−9でフィニッシュ。力の差は歴然としていた。