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 今日、7月22日の午前11時から、東京・赤羽のNTC(味の素ナショナルトレーニングセンター)で、リオ五輪・卓球競技の日本代表選手の公開練習および記者会見が行われた。

 NTCの卓球場は1/3面にリオ五輪と同じグリーンのフロアマットが敷かれ、リオ五輪・リオパラリンピックの公式卓球台である三英の『infinity(インフィニティ)』も設置。五輪会場の環境が再現される中、女子五輪代表の石川佳純(全農)、福原愛(ANA)、伊藤美誠(スターツSC)が練習に汗を流した。石川は集中力高く、福原と伊藤は時折笑顔ものぞかせながら、五輪のプレッシャーを感じさせないプレーを見せていた。
 男子もエース水谷隼(beacon.LAB)、そして丹羽孝希(明治大)と吉村真晴(名古屋ダイハツ)という五輪代表選手たちが充実のプレー。7月に入ってすでに20日ほど合宿を続けていることもあり、水谷はスイングもフットワークもキレがあった。丹羽と吉村はダブルスの練習も行い、サービス・レシーブからの動きを入念に確認していた。

 午後の記者会見では、日本男子の倉嶋洋介監督が「今大会でのメダル獲得は使命であると感じています。出場する3選手は、この10年の全日本選手権において彼らしかチャンピオンになっていない。高校生で全日本チャンピオンになったのも彼ら3人だけです。この3人の天才の融合が、必ずメダルへと導いてくれるはず」と力強くコメント。
 日本女子の村上恭和監督は「ロンドン五輪から4年間、計画どおりに強化を進めることができました。女子団体戦のシードは第2シード、女子シングルスでは石川佳純が第4シード、福原愛が第6シードです。残された時間を選手のために使い、全力でサポートし、ロンドン五輪から連続となるメダルを獲得してきます」と語った。

 記者会見にはパラリンピックの代表選手5名も出席し、日本選手団最年長の68歳で4大会連続のパラリンピックを迎える別所キミヱは、「フィジカルをしっかり強化してきました。リオでは今まで忘れてきたものを取ってきたい。パラ卓球の面白さを知っていただいたうえで、ぜひ応援をよろしくお願いします」と語った。
  • 水谷はキレのあるプレーを披露

  • 女子団体のメダル獲得のカギを握るのは、やはり福原だ

  • グリーンのフロアマット&五輪の公式卓球台で練習

  • 丹羽(左)&吉村はダブルス練習を行っていた

  • リオ五輪代表選手、左上から時計回りに吉村、丹羽、水谷、石川、福原、伊藤

  • リオパラリンピック代表選手、左上から時計回りに岩渕、竹守、伊藤、別所、吉田