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 9月14日に行われる「2020 JAPAN オールスタードリームマッチ」。トップ選手が出場する国内大会は、半年以上も休止の状態が続いていたが、卓球界がいよいよ再始動の時を迎える。10日13時から、主な出場選手による完全リモートでの会見が行われ、各選手が抱負を語った。大会の出場選手は下記のとおり(会見に欠席の選手も含む)。

●男子日本代表選抜(すべて50音順)
宇田幸矢(明治大)
丹羽孝希(スヴェンソン)
張本智和(木下グループ)
水谷隼(木下グループ)
森薗政崇(BOBSON)
●男子Tリーグ選抜
及川瑞基(木下マイスター東京)
神巧也(T.T彩たま)
田添響(岡山リベッツ)
戸上隼輔(琉球アスティーダ)

○女子日本代表選抜
石川佳純(全農)
早田ひな(日本生命)
長﨑美柚(JOCエリートアカデミー/大原学園)
○女子Tリーグ選抜
加藤美優(日本ペイントマレッツ)
木原美悠(木下アビエル神奈川)
出澤杏佳(トップおとめピンポンズ名古屋)
森さくら(日本生命レッドエルフ)

 すでに発表されているオールスタードリームマッチの試合方式は、第1部・第2部の2部構成。改めて紹介すると、「日本代表選抜 vs. Tリーグ代表選抜」の第1部は男子シングルス5試合と女子シングルス4試合(ともに1ゲームマッチ/ジュースなし)。そして第2部はユニークな男女対抗戦で、11点先取の4ゲームズマッチ。1失点ごとに選手が交代し、勝者は勝ち残るという仕組み。1ゲーム目は女子チームに4点のハンディが与えられ、サービスも女子からスタートするが、1ゲーム目の結果次第ではハンディやサービス権の変更もあるという。

  昨年のTリーグ後期MVPの神巧也は、「久々に皆さんの前でガッツあるプレーをお届けできるよう、全力で頑張っていきます。1ゲームという短いプレー時間の中で、自分のプレーをすべて見せるのは難しいですけど、全力を尽くしたい。あとは空回りしないように頑張ります」とコメント。無観客のフロアにも、ファイター神の咆哮が響き渡るだろう。女子の昨季MVP、森さくらは「私らしさというのは、元気でガッツあふれるプレーだと思うので、短い時間でも自分らしくプレーできるように頑張りたい」と語った。

 第2部の男女選手の対戦について、女子日本代表選抜の早田ひなは「男子選手の技術だったり、戦術のうまさを自分の肌で感じたいし、自分のフォアドライブがどこまで通用するのかなという楽しみはありますね」とコメント。女子選手でも指折りの豪打を誇る早田と、男子選手の激しい打ち合いが展開されれば面白い。石川佳純は「こういう形でファンの皆さんの前で男女が対戦するのは初めて。私も楽しみですし、新鮮なので、楽しんでいただけたら」と語った。
 
  受けて立つ男子日本代表選抜の水谷隼は「今回の特別なルールであれば、失点しなければずっと交代しないので、周りの選手に回さないように頑張りたい」と宣言し、森薗政崇も「水谷さんが全部勝ってくれるそうなので、お任せしました」と笑顔で語った。「1球交代なので、早く相手のサービスを取れるように頑張りたい」と現実的なコメントを残した張本智和は、「卓球ファンの皆様は半年間試合を見られなかったと思うので、9月14日は思う存分試合を楽しんでいただけたらと思います」とも語っている。会場に足を運ぶことはできないが、試合の模様はBSテレ東と「ひかりTV」「dTVチャンネル」で生配信される。久々の熱戦を楽しもう。
  • リモートでの会見に臨んだ張本智和

  • 強打者・早田と男子選手の対戦は楽しみだ