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 4月1〜3日、チリ・サンチアゴで「2016 ITTFラテンアメリカ五輪予選」が開催。女子のアドリアナ・ディアス(プエルトリコ)が代表第1号となり、15歳での五輪出場という快挙を達成した。
 日本の伊藤美誠、平野美宇と同じ2000年生まれのディアス。平野が4月14日生まれ、伊藤が10月21日生まれ、ディアスが10月31日生まれと誕生日は一番遅い。「予選を通過して、プエルトリコの代表として五輪に出るという夢をかなえることができ、信じられない気持ちです。この予選は本当にタフな戦いでした。『戦うんだ』『絶対にあきらめるな』と自分に言い聞かせていました」(ディアス)。

 父親で、プエルトリコ女子ジュニアチームの監督であるブラディミル・ディアス氏とともに、中国やヨーロッパでトレーニングを積み、着実にその才能を伸ばしてきたディアス。創造性あふれるボールさばきでサービスもうまく、逸材の呼び声が高い。リオ五輪の女子シングルスでも、大物食いをする可能性は十分にある。

 その他の男女の予選通過者は下記のとおり。ブラジル男子は、エースのカルデラノが昨年のパンアメリカン競技大会で優勝し、すでに五輪への切符を手にしているが、左腕のツボイも続いて代表権を獲得した。キューバ男子はバックハンド主戦のカンポスと、左腕から猛烈なパワードライブを放つペレイラという、対照的なふたりが代表権獲得。一方、女子ではブラジルのクマハラとグイ・リン、日系と中国系のツインエースが代表権を獲得している。

★男子予選通過者
マルコス・マドリッド(メキシコ)
グスタヴォ・ツボイ(ブラジル)
ブライアン・アファナドル(プエルトリコ)
ジョルジ・カンポス(キューバ)
アンディ・ペレイラ(キューバ)

☆女子予選通過者
アドリアナ・ディアス(プエルトリコ)
レディ・ルアノ(コロンビア)
キャロライン・クマハラ(ブラジル)
グイ・リン(ブラジル)
ヤディラ・シルバ(メキシコ)
グレムリス・アルベロ(ベネズエラ)
  • 15歳で初の五輪切符、ディアス

  • 世界選手権12大会連続出場のマドリッド、初の五輪代表(写真はともにITTF提供)