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 ワールドチームクラシック(WTC)の女子決勝で、日本は中国に0−3で敗れ、前回の11年マグデブルグ大会に続き準優勝となった。女子準決勝・決勝の記録は下記のとおり。

●準決勝
〈中国 3−0 香港〉

○李暁霞 −6、7、6、7 呉穎嵐
○丁寧 2、9、8 李皓晴
○劉詩ウェン/丁寧 7、3、10 姜華君/李皓晴
〈日本 3−0 シンガポール〉
○福原 8、9、−3、9 馮天薇
○石川 −8、8、8、9 ユ・モンユ
○平野/石川 7、−9、3、6 リー・スーユン/ユ・モンユ

●決勝
〈中国 3−0 日本〉

○李暁霞 6、6、3 福原
○武楊 5、6、9 石川
○丁寧/李暁霞 7、4、7 平野/石川

 決勝で日本は、中国からゲームを奪うことができなかった。中国は準決勝に出場した劉詩ウェンをオーダーから外し、カットの武楊を2点起用する戦略的なオーダー。これが国際大会の団体戦は初めての采配となる孔令輝監督は、「最も警戒するチーム」と大会前にコメントしていた日本との一戦で、思い切った策に出てきた。日本はシンガポール戦で馮天薇を下した好調・福原がトップで敗れ、2番石川も武楊の高く浮いたカットの「つり球」を攻めあぐんだ。

 韓国、シンガポールというアジアのライバルを下し、五輪銀メダルチームの実力を改めて証明してみせた日本。中国の壁は依然として厚いが、地元開催の大会で「本気モード」の中国選手と対戦できたことには価値がある。日本チームは男女3選手とも、3日から行われるITTFワールドツアー・韓国オープンへ転戦。女子の石川と平野は12〜14日のアジアカップにも出場する。ハードなスケジュールだが、好成績を収めてパリ大会へ乗り込んでほしい。
※下写真は決勝トップで対戦した福原(左)と李暁霞(写真提供:ITTF)