スマホ版に
戻る

トピックス

トップニューストピックス
 7月8日からロシア・カザンで行われている学生スポーツの祭典、第27回ユニバーシアードの卓球競技。現在、男女団体が準決勝まで終了し、日本は男女とも決勝進出を決めている。

 予選グループを2戦2勝で1位通過した日本男子は、決勝トーナメント初戦で韓国に3−0、準々決勝でベルギーに3−1で勝利。準決勝では、スカチコフ、シバエフ、パイコフというロシア代表メンバーを揃えた地元ロシアを破った。ジャパンオープン優勝の上田/吉村のダブルスがこれまで5戦全勝、確実な得点源になっている。準決勝のスコアは以下のとおり。

●男子団体準決勝
〈日本 3−1 ロシア〉

○吉村 9、8、9 スカチコフ
 笠原 −9、−7、−9 シバエフ○
○上田/吉村 6、−9、8、6 パイコフ/シバエフ
○上田 6、5、−12、10 スカチコフ

 日本男子の決勝の対戦相手は中国。左シェークドライブ型の尚坤、右シェークカット型の劉イを主軸としたチームで、準決勝では陳建安・江宏傑・黄聖盛というメンバーのチャイニーズタイペイを3−1で破った。日本戦ではカットの劉イを下げてくる可能性もあるが、ダブルスをきっちり取ってペースをつかみたい。

 一方、予選リーグから快調に勝ち進んだ日本女子も、男子と同じく準決勝でロシアを破った。ミハイロワ、ノスコワに1点ずつ落としてラストに持ち込まれたが、カットの石垣と根本、左シェークドライブ型の鈴木という布陣で総力戦を制した。

●女子団体準決勝
 〈日本 3−2 ロシア〉

○石垣 −9、12、8、−9、4 ミハイロワ
 鈴木 7、−10、−11、−8 ノスコワ○
○根本/石垣 −2、7、7、9 トロシュネワ/ノスコワ
 根本 −10、−5、11、−5 ミハイロワ○
○鈴木 4、−6、6、−7、8 トロシュネワ

 日本女子の決勝の対戦相手は、意外にもチャイニーズタイペイ。鄭怡静・陳思羽・李依真という強力なメンバーで、準決勝では中国(江越・鄭詩暢・熊欣芸)を3−1で破って勝ち上がっている。
 女子団体決勝は今日12日の23時、男子団体決勝は25時(ともに日本時間)から行われる予定だ。

★第27回ユニバーシアード・日本代表選手
男子:丹羽孝希(明治大1年)、吉村真晴(愛知工業大2年)、上田仁(青森大4年)、笠原弘光(協和発酵キリン/早稲田大卒)、平野友樹(明治大3年)
女子:石垣優香(日本生命/淑徳大卒)、鈴木李茄(専修大1年)、平野容子(東京富士大3年)、丹羽美里(淑徳大2年)、根本理世(十六銀行/中央大卒)