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 昨日、日本卓球(株)(ニッタク)で記者発表された世界初の44mmプラスチックボールで見えたものがある。今回はラージボールの発表だったが、会見では「40mmプラスチックボールを現在、ITTF(国際卓球連盟)に公認を申請中。公認が認められ次第、JTTA(日本卓球協会)に公認を申請する。早ければ、来春にも40mmプラスチックボールを発売したい」とニッタク関係者は語った。
 すでにITTFは来年7月1日からの使用を発表しており、国内でのプラスチックボールの供給の準備が整えば、国内大会でも当初はセルロイドボールと併用し、徐々にプラスチックボールに移行するだろう。

 現実的には、国際大会でプラスチックボールが使用されるため、来年9月から徐々に始まる全日本選手権の地区予選会からプラスチックボールに移行し、2015年1月の全日本選手権がプラスチックボール使用の1回目の全日本選手権大会となる可能性が出てきた。

 現在、ニッタクだけでなく、他社もITTFに公認申請とのこと。「素材の研究開発、そして製造工程に長年のノウハウを詰めた」と自信満々のボールの老舗メーカーであるニッタク。プラスチックラージボールを見る限り、シームレス(継ぎ目なし)かと思うほど、継ぎ目部分は薄く、打球感は均一。
 卓球市場では、来年以降、熾烈な「ボール戦争」が始まるかもしれない。ただし、選手への影響はまだ不明。
 いずれにしても、今年の年末から来年にかけて、卓球メーカーの動きから目が離せない状況だ。

  • まずはニッタクがラージでプラスチックボールを先制した形になった