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 中国・天津で行われていた第6回東アジア競技大会・卓球競技は12日に大会最終日を迎え、個人戦も全日程を終了した。日本勢は、女子シングルスで石川佳純が銅メダル、男子ダブルスで丹羽孝希/松平健太が銅メダルを獲得した。
 石川は準々決勝でカットの徐孝元(韓国)をゲームオールの大激戦で破り、準決勝に進出。準決勝で陳夢(中国)に1ー4で敗れた。松平健/丹羽は準々決勝で鄭栄植/徐賢徳(韓国)を3ー1で撃破。準決勝では周雨/樊振東(中国)に対し、ゲームオールの惜しい試合を落としたが、中国ペアに対しても十分チャンスがあることを証明している。

 その他の日本勢の戦いぶりは、男子シングルスで松平健太と丹羽孝希がベスト8。ライバルの中国・韓国が若手中心のエントリーで、メダル獲得のチャンスだったが、準々決勝で松平が鄭栄植(韓国)に1ー4、丹羽がキム・ヒョクボン(北朝鮮)に2ー4で敗れ、準決勝進出はならなかった。

 女子シングルスに出場した福原愛は、準々決勝でカットのリ・ミョンスンと大接戦。世界選手権パリ大会で石川を破ったリに対し、勝利まであと一歩だったが、ゲームオールで惜敗した。
 男子ダブルスの松平賢二/張一博は、準々決勝で優勝したハオ帥/閻安(中国)にゲームオールで敗れ、ベスト8。女子ダブルスの平野早矢香/石川佳純も準々決勝で梁夏銀/朴英淑(韓国)に敗れてベスト8。日本勢は団体・個人合わせて銀メダル1・銅メダル3という成績だった。

 男子シングルスを制したのは樊振東(中国)。9月に行われた全中国運動会で先輩の張継科・許シンを連破し、準優勝だった気鋭の16歳。決勝で閻安(中国)をゲームオール14ー12という激闘の末に下した。
 女子シングルス決勝は第1シードの朱雨玲(中国)と第2シードの陳夢(中国)の対戦となり、陳夢が4ー2で勝利して優勝。2011年の世界ジュニア4冠王が、いよいよ頭角を現してきた。各種目の優勝者は下記のとおり。

★第6回東アジア競技大会・卓球競技 個人戦優勝者
[男子シングルス]樊振東(中国)
[女子シングルス]陳夢(中国)
[男子ダブルス]ハオ帥/閻安(中国)
[女子ダブルス]朱雨玲/陳夢(中国)
[混合ダブルス]キム・ヒョクボン/キム・ジョン(北朝鮮)

■東アジア競技大会・日本代表選手
男子:丹羽孝希(明治大)、松平健太(早稲田大)、張一博(東京アート)、村松雄斗(JOCエリートアカデミー/帝京)、松平賢二(協和発酵キリン)
女子:石川佳純(全農)、福原愛(ANA)、平野早矢香(ミキハウス)、若宮三紗子(日本生命)