「日本政府が昨日、世界選手権に合わせて訪日を申請していた北朝鮮選手団にビザ(査証)を発給する方針を固めた」と共同通信が報じた。
日本政府は北朝鮮籍の人の入国を原則禁止しているが、スポーツと政治的問題を切り離すという判断をした。
3月15日の公開ドローではにすでに北朝鮮もグループ分けがされていたが、あの時点ではビザは下りていなかった。2月に選手団がエントリーされた時点で外務省等にビザの申請を行っていたが、1カ月以上を要して晴れてビザが発給された。
北朝鮮は、男子のキム・ヒョクボン、女子のキム・ジョンという世界混合ダブルスチャンピオンや、女子のカットマン、リ・ミョンスンなど強豪揃い。
1991年には統一チーム「コリア」を結成した日本の地で、今回チームは違えど南北朝鮮のチームがプレーすることができるのは、卓球界にとってもうれしいニュースである。