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 昔、ブンデスリーガを見た時に一番驚いたのは「引き分け」があったことだ。日本だと「最後まで決着つけよう」と思うのだが、ヨーロッパはサッカーの影響なのか、引き分けという概念が団体戦にある。
 その試合方式も時代とともに変化した。

 試合方式は現在男子1部は
1番 ホームNo.1 vs アウェイNo.2
2番 ホームNo.2 vs アウェイNo.1
3番 ホームNo.3 vs アウェイNo.3
4番 ホームNo.1 vs アウェイNo.1
5番 ダブルス

という試合方式だが、以前はNo.1とNo.2は相手チームのNo.1とNo.2と、No.3とNo.4は相手のNo.3とNo.4と、No.5とNo.6は相手のNo.5とNo.6とやり、ダブルスが2試合という全14試合をやる方式を採用した時期もあった。これを同時に2台で進行してやっていた。これは今、2部リーグなどでまだ採用されている。
 この場合、引き分けもある。それが時代とともにテレビ用、観客を意識して現在の3点先取方式に変わった。
 観る人を意識して、世界ランキングや国内ランキングをもとに、チーム中での選手のランキングが決まっていて、それによってNo.1、No.2、No.3という順位が決まり、日本の試合のように「当て駒」「捨て駒」という概念はなく、常に同レベルの選手と対戦し、観客にとってもおもしろい試合になることが多い。

 ヨーロッパのトップクラスの団体戦では「オーダーの妙」「相手の裏をかく」「うまく相手の読みを外した」という考えはない。常に力対力の勝負で、自分と同レベルの選手を想定した練習や戦術を立てることになる。
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