日本卓球協会がアジア競技大会の日本代表男女5名ずつをJOCに推薦したが、5番目は期待の若手の起用となった。
男子は高校3年の村松雄斗(JOCエリートアカデミー)だが、先のジャパンオープンでは準決勝に進み、水谷を苦しめるなど若手の域を超えた実力を発揮した。
一方、女子では14歳の平野美宇(JOCエリートアカデミー)が選ばれた。ワールドツアーでも成績を残し、世界ランキングでも30位まで急上昇し、こちらも期待だけでなく、実力が伴ってきた。
この二人は山梨県出身で、卓球熱心な祖父を持つ従兄妹(いとこ)同士。小さい頃は一緒に練習し、今またトレセンでともに練習に励んでいる。また村松は昨年右ひじを手術し、平野は右腕に故障を抱えるなど不安もあるが、ともに乗り越えていってほしい。村松は8月にユース五輪を控えており2大会連続(前回、丹羽孝希が金メダル)の金メダル獲得が期待されている。