今年で第27回を迎える全国ラージボール大会が岡山県岡山市の桃太郎アリーナ(岡山県総合グラウンド体育館)で開催。今年も2628名がエントリーし、4日間に渡って盛大に行われた。
男子シングルス一般Aは、昨年も同種目(ロ)で優勝した香坂亮志(東京・天狗乃舞)が優勝。準決勝でゲームカウント1ー1(ラージボールは2ゲーム先取)の0ー8から奇跡的な逆転勝ちを収め、決勝でも元五輪代表の仲村錦治郎(ヤマト卓球クラブ)を大接戦の末に下した。
強豪ひしめく男子40Aは、昨年度の全日本マスターズ40代も制した渡部将史(琉球アスティーダ)が優勝。男子50A(イ)では、79年世界チャンピオンの小野誠治(ヤマト卓球クラブ)が、ついに全国ラージ初優勝を果たした。
女子シングルス一般A優勝は藤原美葵(ヤマト卓球クラブ)。小学生時代から全国のトップクラスで活躍した実力を活かし、堅実なバック連打と威力あるフォア強打のコンビネーションを見せた。女子シングルス40Aは宍戸裕子(花野井クラブ)が優勝。女子シングルス50A(イ)は元全日本チャンピオンの大津絵美子(丸亀SC)が制した。
プラスチックボールが初めてお目見えし、セルロイドボールと混在する形で行われた今回の全国ラージボール大会。ふたつのボールを巡り、大会前の準備や情報戦、大会本番での駆け引きなど、例年にはない要素も見られた。大会の詳細な報道は7月19日(土)発売の卓球王国9月号に掲載します!