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 もうすぐ毎年の夏恒例の全日本選手権ホープス・カブ・バンビ、全国ホープス大会、インターハイ、全中などの大会の季節がやってくる。
 去年の暮れに卓球王国で組んだ「フェアプレー特集」は大きな反響を呼んだ。「実際には現場ではもっとひどい例が多い」「卓球は勝負なのだからきれいごとのフェアプレー特集などするな」とか、賛否両論だった。
 今年の春には日本卓球協会が「勝利をめざす前に大切な事がある」という啓発冊子を作った。今度のホカバの大会では配布する予定もあるとのこと。
 これは裏を返せば、最近の大会では勝利至上主義になっており、試合で勝つためには相手を不愉快にしようが、審判に対して尊敬の念を持たない、ルールギリギリなら何をやってもいいだろう……という風潮があるからではないだろうか。
 ある知り合いの人から、「久しぶりにインターハイの県予選会を観に行ったら、すさまじいほどのガッツポーズやベンチに騒ぎぶりに唖然とした」という話を聞いた。「元気がよい」のと「挑発的なガッツポーズやお祭り騒ぎ」は全く別物だ。
 スポーツ本来の相手への尊敬やスポーツマンシップを胸に、全国大会に出る「都道府県の代表選手」は悔いのない戦いをしてもらいたい。