スマホ版に
戻る

トピックス

トップニューストピックス
 9月6日の日本卓球協会理事会で、来年1月の全日本選手権大会はプラスチックボール使用が決定されたが、全日本予選はどうなるのか。会議では予選の使用球まで言及していない。プラボール使用はあくまでも本大会のみ。(全日本選手権後のジャパントップ12もプラスチックボール使用)
 
 卓球のルール上、セルロイドもしくはプラスチックのボールを使用、ということなので、本大会がプラボールでも、その予選はセルロイドでもプラスチックでも良いことになる。ただし、現実的には、卓球メーカーが十分にプラボールを供給できていない中、9月から本格的に始まる日本全国各地での予選会はセルロイドボールで実施されるだろう。
 また来年度の全国大会をセルボールで行うのか、プラボールで行うかは12月の協会理事会で決定することも確認された。

 現実的に考えれば、卓球メーカーが製造をセルボールからプラボールに切り替えていく中で、現在の卓球市場での流通在庫とメーカーが持っている在庫がなくなった時点でセルボールはなくなっていく。あるメーカー関係者は「半年分のセルボールの在庫はある」と言うが、そうなると来年度の大会ではセルボールの供給は難しいのではないだろうか。
 全国大会や地区大会での使用球が決定しないと、来年4月に中・高校の卓球部が予算を使ってボールを注文する際に悩ましい問題を抱えることになる。その4月の時点で、卓球市場にセルボールがどのくらい残っているのかどうか。今後の状況を見つめていくことが重要だ。