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 10月1日に飲酒運転で事故を起こした韓国卓球協会専務理事の玄静和氏(元五輪金メダリスト)。一方、韓国国内では障害者のアジアパラ大会に来韓予定だった北朝鮮のリ・ブンヒ氏が9月25日にやはり運転中に交通事故に遭い、クビの骨を骨折する重体で入院していることを韓国・聯合ニュースが伝えた。
 アジアパラの障害者選手団の団長であった玄氏と、リ・ブンヒ氏は映画『コリア(ハナ)」でも描かれた二人。1991年の世界選手権千葉大会の時の統一コリアチームのチームメイトで、今回韓国で20年の時を経て再会するのでは、とマスコミの注目を浴びていた。実は卓球王国でも関係者を通じて秘密裏に取材をお願いしていた。

 リ・ブンヒ氏は子息が障害者ということもあり、障害者のスポーツに力を入れ、北朝鮮の障害者体育連盟の会長(書記長)を務めていた。玄氏の事故は過失ではあるが、同じ頃にリ・ブンヒ氏も交通事故に遭うとはあまりにも運命的であり、悲劇でもある。二人が完全復活し、再会できる日が来ることを祈るしかない。
  • 1991年世界選手権でともにプレーする玄静和氏(右)とリ・ブンヒ氏