グループリーグで松平を破るなど、2戦全勝で決勝トーナメントに進出したナイジェリアのアルーナ。高い身体能力とラリー戦でのボールの威力はすごい。まるで現代卓球の流れに逆らうように、チキータは一切やらず、台上はシンプルで、ひたすら得意のラリー戦に持ち込む戦い方で、唐鵬を4−2で破り、会場を大いに沸かせ、準々決勝へ進んだ。
フォアハンドもバックハンドも教科書では見たことのないフォームで相手コートを狙う。しかも、この選手、写真を撮ると絵になるのだ。準々決勝では張継科と対戦。五輪金メダリストをどれだけ苦しめるか見物だ。