スマホ版に
戻る

トピックス

トップニューストピックス
 全日本選手権に向けた合宿中の実業団トップチームの協和発酵キリン。練習開始の1コマ45分で21個のプラボールが割れたとのこと。

 暖房をつけた直後でまだ室温が低かった影響もあるかもしれないが、と前置きしてくれた佐藤監督。その後の練習で割れるボールの頻度は減っていったというが、やはりプラボールの割れ方は尋常ではない。ちなみのこの時には選手8名で卓球台4台。
 同チームは常に3スターボールで練習しているので、定価ベースで言うと21×360円で45分で7560円が消えたことになる。日本のボールの定価は世界の中でもっとも高いと言われている。売値で言うとヨーロッパは1個220円前後、中国は150円前後と言われている(360円定価でもし3割引でも252円)。練習をやればやるほど卓球部のボール購入費は大きくなっていき、卓球部の予算にもジワジワ影響を与えるだろう。今後、ボールの改良と、定価の引き下げに期待したいものだ。

 全日本選手権に向けて、出場選手を多く抱えるチームは各メーカーのボールで練習しているが、あるメーカーは割れにくいが硬くてほかとの打球感の違いもあったりと、やはり選手はプラボールに戸惑っているし、どのメーカーのボールで試合をするかという点に、余分な神経を使わなければいけない。各メーカーのボールの均一化も今後の問題だろう。

 もし割れ方に気温も関係するとしたら、これから冬の時期、そして東北・北海道などの寒冷地でのプラボールの耐久性が心配になる。
  • これはプラボールならではの割れ方というか破壊のされ方だ