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 年が明けて、いくつかの卓球メーカーが商品価格の値上げを発表している。
 特に仕入れ商品として、輸入している商品などは「円安」が直撃し、価格に反映されるという状況になっている。

 通常、海外からメーカーが仕入れる場合は、ドル建てかユーロ建てで決済される。6年前の2009年1月の為替レートを見ると、1ドルが90円だった。その後、78円までいっている(円高)。つまりわかりやすく言えば、海外から100ドルのラケットを仕入れるとすると、1ドル80円であれば以前は8000円で仕入れることができたのが、現在は1ドル120円(今日現在)なので、12000円かかってしまうことになる。その差、4000円。

 ヨーロッパ、中国などで生産し、仕入れる場合、どうしても仕入れ価格が上がってしまう。一時、ユーロも100円(1ユーロ)を切るところまで落ちたが、今日現在142円となっている。一方、国内生産しているメーカーにしても、材料(ゴムや木材)も輸入物が多いため影響を受けている。
 メーカーの内部努力にも限界がある。円安相場がメーカーの値上げの理由であり、卓球愛好者の財布まで直撃しようとしている。