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 1月11日、アラブ首長国連邦・ドバイで2015ワールドチームカップの男女決勝が行われ、男女とも中国が優勝を飾った。

●男子団体決勝
〈中国 3ー0 オーストリア〉

○樊振東 3、5、8 ハベソーン
○張継科 7、10、10 ガルドス
○許シン/張継科 3、7、9 フェゲルル/ハベソーン

 決勝で伏兵・オーストリアと対戦した中国男子は、3試合とも1ゲームも落とさず、3ー0でストレート勝ち。トップ樊振東が、ハベソーンとのパワーヒッター対決を制して試合の流れを作った。
 2番張継科は、昨年4月のJA全農世界卓球で敗戦の瀬戸際まで追い詰められたガルドスに対し、競り合いながらもストレート勝ち。張継科は古傷である右肩の状態が思わしくないようだが、さすがに世界チャンプの貫禄。3番でも許シンと組んだダブルスで快勝した。「決勝に違うチームが勝ち上がってくるのは良いこと。オーストリアチームとは良い友人だし、彼らとプレーできるのは楽しい」と余裕のコメントを残した。

●女子団体決勝
〈中国 3ー0 北朝鮮〉

○劉詩ウェン 7、4、ー10、ー9、9 リ・ミギョン
○朱雨玲 ー7、6、ー9、12、5 リ・ミョンスン
○丁寧/劉詩ウェン 2、10、9 キム・ヘソン/リ・ミギョン

 女子決勝は、ストレートで敗れたとはいえ、北朝鮮が中国相手に健闘。トップでパワーと柔らかいボールタッチを兼ね備えたリ・ミギョンが劉詩ウェンと接戦を演じ、2番ではカットのリ・ミョンスンが朱雨玲をゲームカウント2ー1とリード。第4ゲームの出足もリードを奪い、朱雨玲を追い詰めたが、朱雨玲がよく粘った。しかし、かつての丁寧と同様、朱雨玲の対カットの不安はまだ払拭されていない。
 現五輪・世界女王の李暁霞を5試合で一度も起用しなかった孔令輝監督。「李暁霞は身体面に問題があるわけではないが、大会前に十分なトレーニングができず、ベストコンディションではない」と語った。若手に試練を与え、ダブルスのペアリングを試すことが今大会の最重要課題だったようだ。

※写真提供:ITTF(国際卓球連盟)
  • シュラガーアカデミーでよく合宿を行う中国。オーストリアチームとも旧知の仲

  • 決勝はヒヤリとしたが、無失点で優勝の中国女子

  • 中国女子の優勝を決めた丁寧と劉詩ウェンのダブルス

  • 今大会活躍した強打者・ハベソーン。背面打ちの名手でもある