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 ITTF(国際卓球連盟)は2015年に開催されるワールドツアーの賞金総額が、300万ドル(約3億5千万円)と過去最高になることを発表した。また、ワールドツアーの開催地に新たに朝鮮民主主義人民共和国とブルガリアが加わることになり、最も格付けの高いスーパーシリーズ6大会を筆頭に、メジャーシリーズ6大会、チャレンジシリーズ11大会を合わせて計23大会が開催される。各大会の開催日程および賞金総額は下記のとおり。

【スーパーシリーズ】
2月11~15日:クウェートオープン(総額$300,000)
2月17~22日:カタールオープン(総額$220,000)
3月18~22日:ドイツオープン(総額$220,000)
6月24~28日:ジャパンオープン(総額$220,000)
7月1~5日:韓国オープン(総額$220,000)
8月5~9日:中国オープン(総額$220,000)

【メジャーシリーズ】
3月25~29日:スペインオープン(総額$110,000)
8月26~30日:チェコオープン(総額$110,000)
9月2~6日:オーストリアオープン(総額$110,000)
10月21~25日:ポーランドオープン(総額$110,000)
11月4~8日:ロシアオープン(総額$110,000)
11月11~15日:スウェーデンオープン(総額$110,000)

【チャレンジシリーズ】
1月28日~2月1日:ハンガリーオープン(総額$35,000)
3月10~14日:ナイジェリアオープン(総額$46,000)
5月13~17日:ベラルーシオープン(総額$35,000)
5月19~23日:クロアチアオープン(総額$35,000)
5月27~31日:フィリピンオープン(総額$40,000)
6月3~7日:オーストラリアオープン(総額$35,000)
7月29日~8月2日:平壌オープン(総額$35,000)
8月19~23日:ブルガリアオープン(総額$35,000)
9月9~13日:ベルギーオープン(総額$35,000)
9月16~20日:アルゼンチンオープン(総額$35,000)
9月23~27日:チリオープン(総額$35,000)

12月10~13日 グランドファイナル(総額$500,000)

 これらのワールドツアーに、今月すでに行われたワールドチームカップ、そして10月に開催予定の男子ワールドカップと女子ワールドカップを加えた賞金総額は357万ドル(約4億2千万円)に達した。グランドファイナルを含めたワールドツアーの賞金総額は、2012年の247万ドルから269万ドル(2013年)、276万ドル(2014年)と着実に増額している。アフリカや南米、オセアニアでも大会を行うことで、ワールドツアーの大会数も1996年の発足当時の2倍近い数になっている。

 一方で、テニスの四大大会のひとつであるイギリスのウィンブルドン選手権は、一大会だけで賞金総額が約43億円に達する。四大大会を筆頭に、ピラミッド型のプロツアー大会が確立されているテニスに比べ、卓球のワールドツアーは世界選手権との関連性は薄く、年末のグランドファイナルもトップ選手から重視されているとは言い難い。ワールドツアーの発展はまだまだこれからだ(柳澤)。