昨年9月にアダム・シャララ前会長から、ITTF(国際卓球連盟)会長の職を受け継いだトーマス・バイカート氏。(インタビューは2015年3月号に掲載)
バイカート氏は2005年にドイツ卓球協会の会長に就任していて、ITTFとドイツ卓球協会を兼任していたが、3月10日付で10年間のドイツ協会会長職を辞任することを発表した。
「2017年のITTF会長選までは兼務することを希望していたが、やはりITTF会長の仕事に専念すべきと判断した」(バイカート会長)
バイカート氏の後任にはミカエル・ゲイガー氏がドイツ協会の会長に就く。
53歳と若い会長のバイカート氏。2017年の会長選に向け意欲的とも取れるし、有力な対立候補がいないとも言える。
チェアマンとはいえ「シャララ色」が弱まり、バイカートITTFは長期政権となるのだろうか。 (今野)