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 日本卓球協会の理事会が本日行われ、多くの報道陣が駆けつけた。理事会後の会見で、前原専務理事と星野強化本部長への質問で集中したのは、すでに日本代表選考に関してミキハウスが協会に送付した「要望および質問」書に関するもの。
「11日にミキハウスから協会に届いた。ミキハウスへの回答は近いうちに行うが、回答する前にマスコミの方には伝えないし、その内容を後日公開することは現時点では考えていない。また9月に発表するリオ五輪の日本代表候補の選考基準を変えるつもりも、追記することもしない。ただし、今後は選考基準をよりわかりやすい文言にしたい」と前原専務理事は報道陣に説明した。
 
 専務理事と強化本部長は口を揃え、「早くこのことが収束し、選手が世界選手権に集中できることを望んでいる」と語った。

 協会が回答書を出した時点で、この代表選考に関する件は幕引きになりそうだが、今後はより明確で公平性を保つ選考基準が要求されるだろう。今回マスコミに騒がれたことで、図らずも協会は五輪競技としての卓球が今まで以上に注目を集めていることを再認識することになった。
 来年に五輪を控えていたこの時期だけに、選手も母体もマスコミもナーバスになっていたし、なんと言っても日本代表の発表タイミングが悪すぎた。
 すべての人が納得する日本代表の選考というのは、対人競技の卓球では難しいがより不満の少ない(多くの人が納得する)選考を作り上げることに努めるしかない。 (今野)