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 11月29日〜12月6日、フランス・ヴァンデ県で行われた2015世界ジュニア選手権。11月にパリで発生した同時多発テロ事件の影響を受け、日本やチャイニーズタイペイが選手派遣を中止する中、中国が7種目を完全制覇。圧倒的な強さを見せた。

【2015世界ジュニア選手権記録】
●男子団体

優勝:中国
2位:韓国
3位:フランス、中国香港
●女子団体
優勝:中国
2位:韓国
3位:アメリカ、ルーマニア

●男子シングルス
優勝:劉丁碩(中国)
準優勝:薛飛(中国)
3位:王楚欽(中国)、朱誠(中国)
●女子シングルス
優勝:王曼昱(中国)
準優勝:王芸迪(中国)
3位:陳可(中国)、陳幸同(中国)

●男子ダブルス
優勝:王楚欽/薛飛(中国)
準優勝:劉丁碩/朱誠(中国)
3位:何鈞傑/ン・パクナム(中国香港)、安宰賢/趙勝敏(韓国)
●女子ダブルス
優勝:陳可/王曼昱(中国)
準優勝:コ・ウングム/リ・ヨンヘ(北朝鮮)
3位:アン・ヨンウン/金智淏(韓国)、カン・ダヨン/キム・ヘウン(韓国)
●混合ダブルス
優勝:薛飛/陳可(中国)
準優勝:王楚欽/陳幸同(中国)
3位:何鈞傑/蘇慧音(香港)、朱誠/王曼昱(中国)

 中国は男女とも、昨年の上海大会を経験したベストメンバーと言える陣容。男子シングルス優勝は前回3位の右シェークドライブ型・劉丁碩で、アジアジュニアチャンピオンの右ペンドライブ型・薛飛に決勝でストレート勝ち。女子シングルスを制した長身の王曼昱は、世界ジュニアでは男女を通じて初の2連覇を達成した。

 日本不在の世界ジュニア、団体戦では韓国が男女とも決勝に進出し、意地を見せたが、中国の厚い壁は破れず。女子は伊藤美誠・平野美宇・早田ひなという中3トリオにカットの佐藤瞳を加え、史上最強と言われる陣容だっただけに残念。来年の世界ジュニアは南アフリカ・ケープタウンで開催予定だが、こちらも現地の治安にはやや不安あり。果たして開催は可能だろうか。
  • 男子団体優勝の中国チーム

  • 女子団体も圧倒的な層の厚さを誇る中国が制す

  • パワーヒッター劉丁碩がビッグタイトルを獲得

  • 大器・王曼昱、2連覇の金字塔【4枚ともに写真提供:ITTF】