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 プロリーグ設立検討準備室・松下室長のプロリーグに賭ける思いは熱い。そしてすぐにでも準備をスタートさせたいと思っている。しかし、日本リーグ関係者が言うように準備が進まない、打ち合わせが進まない理由が日本リーグのほうだけでなく準備室側にもあることは否めない。準備室、もしくは日本卓球協会にスピード感が欠如している、彼らの必死さが伝わってこないのだ。

 日本リーグ側も決定機関である代表者会議が年2回しかない。準備室と日本リーグ対応委員会、もしくはリーグ上層部と会議を行い、何か決定事項が必要としても半年間を待たなければいけない。プロリーグが重要案件であれば、日本リーグ側も臨時代表者会議でも開いて、その対応を協議し、逆提案することも可能だろう。(日本リーグ側は具体的な資料が見えないとの見解で、その段階ではないと言っているが)
 仮に日本リーグが反対したとしてもプロリーグをスタートすることはできるだろう。プロリーグは日本リーグの事業ではなく、協会の事業なのだ。大事なのは設立に向けてのスピード感(もちろんプランに具体性があれば)だし、トップ選手はプロリーグを熱望している。

 私見だが、今の日本リーグのような組織は絶対なくならないし、なくすべきでもない。すべてがプロチームになれるわけではないし、仕事(勉強)をしながら卓球に打ち込む企業スポーツやクラブスポーツ、大学スポーツは日本には必要なものなのだ。日本リーグが果たす役割はこれからも大きな部分を占めるだろう。
 「日本の卓球を良くしたい。競技力を上げ、もっと裾野を広げていき、卓球をさらにメジャーなスポーツにしていく」という絵は両者が共通して描こうとするものだ。ならばお互いがもっと歩みより一緒に絵を描くべきなのだろう。(続く/今野)