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 12月23日より広島グリーンアリーナで開催されていた2016世界選手権クアラルンプール大会女子選考会が終了。浜本由惟(J0Cエリートアカデミー/大原学園)が優勝し、初の世界選手権代表に内定した。試合の結果は下記のとおり。

【準決勝】
浜本由惟 4-3 前田美優(日本生命)
森薗美咲(日立化成) 4-0 平野早矢香(ミキハウス)

【決勝】
浜本由惟 4-2 森薗美咲


 浜本は準決勝で前田に対し、1-3とゲームをリードされるも逆転で勝利し決勝進出。決勝序盤は森薗のバック連打に圧される展開もあったが、徐々に懐の深いバックでラリーの主導権を奪い返し、威力あるフォアドライブを厳しいコースへ打ち込み森薗に勝利した。
 今大会はコース、威力ともに成長した両ハンドドライブに加え、メンタル面でも成長を見せた浜本。以前はやや不安定な部分もあったが、村上女子日本代表監督が「ドイツでプレーするようになってから、精神的に自立した」と評したように、今大会ではどんな場面でも弱気になることなく、自らのプレーを貫き通し、初代表の座を掴みとった。

浜本コメント
「うれしいけど、まだ実感がわかない。(トーナメントからの出場で)リーグを勝ち上がってきた選手と対戦するのは、雰囲気がわからないので緊張した。(決勝は)森薗さんには一度も勝ったことがなかったし、強い選手なので、リードしてもリードされても、つねに向かっていくプレーを心がけた。今まではリードされたり、流れが悪くなるとズルズルいってしまったのが、今回は立て直して戦えた。そこは成長したと思う。ブンデスリーガに参戦して、ヨーロッパの選手と打つ機会が多くなって、対応力もついた。ドイツに行ったことはすごくプラスになっている。世界選手権では中国に勝って優勝を目指したい」

村上日本代表監督コメント
「精神面に課題があり、やや伸び悩んでいた感のあった浜本だが、秋からドイツに行って一人で違った環境で練習、生活をすることを経験して大人になったように感じた。ここ最近はワールドツアーでも結果を出していたし、それが優勝という大きな結果につながった。プレースタイル的にも、以前は不安定だったフォアが安定してきて、そこからバックで勝負というスタイルができつつあると思う。毎年、40人近くの選手を集めて選考会を行っているが、選考会は強化合宿兼の意味合いもある。これまで何度も選考会を経験してきた浜本が結果を出してくれたのはうれしい」
  • 初代表を決めた浜本

  • 回転量の多い両ハンドで攻め抜いた

  • 優勝を決め、ベンチの劉コーチと抱擁

  • 森薗美咲は昨年に引き続き、あと一歩で優勝を逃した