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 昨日1月17日まで行われた卓球界の祭典、全日本選手権。たくさんの卓球人が会場に足を運ぶ中、大会第4日目にはこんなお客さんも観戦に訪れていた。グラビアアイドルとして活躍する紗綾(さあや)さんだ。
 彼女が全日本会場を訪れた理由は、2月20日に行われるパラ(肢体不自由)の選手と健常者の交流イベント「オンリーワン選手権」で、MC(司会)を担当するからだ。紗綾さんと同じ福岡県出身で、パラの日本代表選手の海外遠征ではコーチも務めている立石イオタ良二さん(元全日本複ベスト8/専修大卒)が、彼女を卓球の世界に招待した。

 初めて生で見る卓球の感想を聞いてみると、「ラリーがすごく速いなと感じました。それに、実物の福原愛さんを見られたのはめっちゃ興奮しました。オーラが違いますね。応援もにぎやかだし、入ってきたら会場が満席で、卓球人口の多さに驚きました」とのこと。ちなみに彼女は小さい頃から、おじいちゃんの家の食卓を台にして、ネットを張ってピンポン球を打ち合っていたのだとか。「おじいちゃんは卓球が大好きなので、私が卓球大会のMCをやると聞いたら、とても喜ぶと思います」。

 卓球王国ではパラの選手の全日本選手権と言える、国際クラス別パラ選手権を5年前から取材しているが、選手たちのプレーには本当に感動する。自由に動かせる体で、気の抜けた適当なプレーをするより、持てる力と能力をすべて出し尽くして戦う姿のほうが、ずっと心に響く。
 「子どもの頃、ダンスをやっていた時に車いすのバスケ大会で演技をして、プレーを見たことがあるんです。体に不自由なところがあっても頑張っている人たちを見ると、自分ももっと頑張ろう、もっとできることがあるんじゃないかと思える。パラの卓球選手の方にも、もっと注目されて、輝いてもらいたいです」(紗綾さん)。

 「遊び程度の卓球しかしていないので、これから勉強していきたい。卓球部とか作りたいですね!」(紗綾さん)。紗綾さんがMCを務めるオンリーワン選手権は、まだ大会参加の申し込みを受付中。2020年の東京パラリンピックに向けて、卓球界全体でパラ卓球ももっと盛り上げていきたい。

●facebook オンリーワン卓球選手権大会【Vol.1東京大会】
https://www.facebook.com/events/186783011667022/
  • ちょっとグラビア風に撮らせていただきました!