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 今更ではあるが、重要な情報がひとつあった。
 世界選手権期間中に開催されたAGM(年次総会)で香港卓球協会から「ラケットの素材の自由化を求める提案」がされていた。
 現行ルールでは、「ラケットは木材が85%以上で、あとはカーボン、グラスファイバーなどを使っても良い(形や重さに関する規定は変更しない)」となっているが、香港協会からは、環境問題(木を伐採)や耐久性、値段を考えてもラケットの素材を自由化すべき、という提案がされた。
 この提案には4分の3の賛成(75%)が必要とされる議案だが、採決された結果、73%が賛成で、75%に届かず、わずかな差で否決となった。
 しかし、この賛成票の多さからすると、もし再度提案されると75%を超える可能性もある。そうなると、プラスチック製のラケットや、カーボン50%、木材50%のラケットなどが製造される可能性もある。
 もしそうなれば100年以上続いた卓球において、革命的な用具変更となる。同時に、卓球メーカーや卓球ショップにも重大な案件である。
 すでにゴルフ、テニスなどの用具が木材からカーボン、グラスファイバーなどに変わっていることを考えると、この変更は非現実的な提案ではなくなっている。今後の成り行きに注目しなくてはいけない。