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 5月27〜28日、千葉・キッコーマンアリーナ(流山市民総合体育館)で行われた関東学生新人選手権。男子シングルスは及川瑞基(専修大1年/青森山田高卒)、女子シングルスは奥下茜里(日本大1年/就実高卒)が優勝を果たした。

 男子シングルスの決勝は戦前の予想どおり、第1シードの三部航平(専修大1年/青森山田高卒)と第2シードの及川という、専修大のスーパールーキー対決。第3ゲームまですべてジュースにもつれ込む接戦の中で、第3ゲーム10ー8から10ー10に追いつかれながらも12ー10で制した三部が、ゲームカウント2ー1でリード。第4ゲームは三部が6ー2と突き放し、ここで勝負あったかと思われたが、「一度負けたと思って開き直った」という及川が5点連取で逆転。第4ゲームを奪って2ー2とし、最終ゲームは4ー4から9ー4と一気にリードを広げて決着をつけた。

 惜しくも敗れた三部は、フォアドライブに球威を増しながら、緩急も巧みに使うようになり、より成熟したプレーを見せた。3位には一ノ瀬拓巳(中央大1年/青森山田高卒)と硴塚将人(早稲田大1年/JOCエリートアカデミー・帝京高卒)が入った。

 女子シングルス決勝は、昨年のインターハイ女王・田口瑛美子(筑波大1年/正智深谷高卒)とインターハイ複3位の奥下の対決。右シェーク・フォア表の奥下は、低く深いツッツキ、バックのロングサービスで田口に先に打たせてから反撃し、要所でミドルを攻める。決勝まで圧倒的な強さを見せた田口を、巧みな「後の先」の戦術で攻略し、笑顔の優勝となった。3位には中央大の大型ルーキーふたり、中澤紬(希望が丘高卒)と瀬山咲希(富田高卒)が入った。

 男子ダブルスは及川瑞基/三部航平(専修大・青森山田高卒)、女子ダブルスは瀬山咲希/森田彩音(中央大・富田高卒/JOCエリートアカデミー・帝京高卒)が優勝。及川は単複2冠を達成している。
  • 男子シングルス優勝の及川瑞基。2冠を達成

  • 女子シングルス優勝の奥下茜里

  • 男子ダブルス優勝の及川瑞基(右)/三部航平

  • 女子ダブルス優勝の瀬山咲希(左)/森田彩音