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 本日、(公財)日本卓球協会の平成28年度第2回理事会が行われ、五輪終了を機に、新体制の強化本部が発表された。

 星野一朗専務理事が兼任していた強化本部長には宮崎義仁・元全日本男子監督が就任した。また、全日本男子監督は、リオ五輪で日本男子チームを決勝に導いた倉嶋洋介監督が続投。女子は、以前から「リオが最後の五輪」と公言していた村上恭和氏が退き、新監督に馬場美香氏が就任した。馬場氏は旧姓・星野で、1983年から全日本選手権で7回優勝した元全日本チャンピオン。14年6月からは福原愛選手の母体コーチとして遠征などに帯同、指導していた。15年12月に体調不良を理由に福原選手のコーチをやめていたが、今回の監督人事での抜擢となった。

 倉嶋男子監督の続投は予定どおりだったかもしれないが、村上女子監督の後任選びは難航した模様。 
 一部のスポーツ紙では、監督が決まる前にコーチに平野早矢香、藤井寛子などの名前が挙がり、挙げ句の果てには前原正浩副会長兼任、宮崎義仁強化本部長の兼任、また男子の田㔟邦史コーチの名前も挙がっていた。
 馬場新監督は日本代表選手の指導者としてのキャリアは長くないが、これから東京五輪までの重要な4年間の舵取りを行う。男子と違って、マンツーマンコーチ制が定着し、トップ選手がそれぞれの強い母体(スポンサー)を持つ女子をどうまとめていくのか、その手腕に期待がかかる。
  • 2020年東京五輪まで続投する男子NTの倉嶋洋介監督

  • 10月1日付で女子NT監督に就任する馬場美香氏