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 12月10日の日本卓球協会の理事会で「Tリーグ構想」が承認され、本格的に協会主導の新リーグが立ち上がることになった。
 以下は会見での星野専務理事と松下浩二・準備室室長。

星野 今年の7月までは卓球のプロリーグとして進めていましたが、ヒアリングや意見、やりとりの中で、卓球をより日本の中で普及、発展させる手段としてプロにこだわる必要はない。クラブシステムをやっていくことに変わりはないが、日本リーグからも参加していただける、学生からも参加していただける、大きな将来構想を描いており、その下には大きなピラミッド型の地域リーグを作っていこうという構想です。そのTリーグを統括する社団法人を3月に作るということを理事会で承認いただいた。18年秋にスタートすることを目指します。

松下 ここまで6年半くらい検討してきて、ようやくここまで来ました。今までプロリーグという名称にこだわってきましたが、そこにこだわらずに、クラブを支えるのは地域であり、自治体、企業だと思う。
 実際には女子チームはトップはクラスはほとんどプロのようにやっています、企業が本気度を出してやってもらえば、日本はヨーロッパ型のクラブと日本型の企業が支えるクラブがある。32万人という卓球の人口(登録人口)を取り込むようになれば卓球は盛り上がっていく。新しい形のリーグのほうが盛り上がる。
 卓球はたとえばドイツの「オクセンハオゼン」のような人口3千人の小さな町や村でもクラブを持ち、トップを張れる。そういう部分を生かすのはTリーグのような組織がよいし、卓球を発展させることができるし、そういう方向性が今日決まってホッとしています。

 日本リーグとの協調してやっていくために「プロ」という文言を削除した経緯はあるのだろうが、結果的に、地域密着型のクラブを作っていくのなら別に「プロ」にこだわらないほうが良い。
 来年3月の社団法人を立ち上げで、本格的に進んでいくことを願うばかりだ。(今野)
  • 会見での星野一朗専務理事(左)と松下浩二室長