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中国・無錫で行われているアジア選手権は、15日に女子シングルスが決勝まで行われ、平野美宇が日本勢として同種目21年ぶりの優勝を遂げた!

昨日の準々決勝で丁寧を破った平野の勢いは、今日も止まらなかった。準決勝で朱雨玲、決勝では陳夢をともにストレートで撃破。スコアは競り合いながらも、要所ではサービスエースと、サイドを切る厳しい両ハンド攻撃で得点。中国開催で完全にアウェーの雰囲気の中、最後まで攻めのプレーに徹した。

日本選手では96年のアジア選手権で小山ちれが優勝しているが、彼女は中国から日本に帰化する前に世界チャンピオンとなるなど、十分な実績があった選手。日本で育成された選手ということでは、74年に横浜で行われた第2回大会の枝野とみえ以来となる。もちろん、平野選手が急成長を遂げる上で、担当コーチである中澤鋭コーチの指導や、昨シーズンの超級リーグでの武者修行など、中国卓球のエッセンスが注入されていったことも見逃せない。中国を速さと攻撃力で上回るチャンピオンが、日本から誕生するとは…!

また、男子シングルス準々決勝でも、丹羽が許シンを破って準決勝進出。明日の準決勝では、馬龍に続いて吉村を破って勝ち上がった丁祥恩と激突する。開催地の無錫は、中国卓球協会の蔡振華会長の出身地で、中国も今大会にはベストメンバーを送り込んできた。その大会で女子シングルスに続いて男子シングルスも制するとしたら…。中国に与える衝撃は相当なものになるだろう

今日の試合結果は下記のとおり。男子ダブルスの吉村/丹羽ペアも銅メダルを獲得している。

■男子シングルス
●準々決勝
丁祥恩(韓国) −8、13、9、9 吉村
丹羽 10、−5、8、7 許シン(中国)
張継科(中国) 7、−6、10、−7、7 林高遠(中国)
樊振東(中国) 3、4、8 林兆恒(香港)

■女子シングルス
●準決勝
平野 7、9、8 朱雨玲(中国)
陳夢(中国) 8、−9、8、11 劉詩ウェン(中国)
●決勝
平野 9、8、7 陳夢(中国)

■男子ダブルス
●準決勝
樊振東/林高遠(中国) 5、9、3 丹羽/吉村
方博/周雨(中国) 3、8、5 黄鎮廷/何鈞傑(香港)
●決勝
樊振東/林高遠(中国) −5、6、7、6 方博/周雨(中国)

※写真提供:ITTF
  • 準決勝で勝利し、ミウスマイル炸裂!

  • 平野が歴史的快挙を達成!