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 4月20日よりスタートした「日本卓球リーグ40周年記念2017シチズンカップ日本リーグ選手権」。最終日の今日は、グランドプリンスホテル新高輪・飛天の間に場所を移し、男女シングルスの決勝が行われた。関係者、観客はコートの周りに配置されたテーブル席で、ドリンクを飲みながらの観戦という、斬新な形での開催となった。試合の結果は下記のとおり。

【男子シングルス】
★決勝
藤村友也(日鉄住金物流) 5、6、-8、1 上田仁(協和発酵キリン)

優勝:藤村友也(日鉄住金物流)
準優勝:上田仁(協和発酵キリン)
3位:御内健太郎(シチズン時計)、高木和卓(東京アート)

【女子シングルス】
★決勝
石垣優香(日本生命) 5、9、-7、3 大矢未早希(サンリツ)

優勝:石垣優香(日本生命)
準優勝:大矢未早希(サンリツ)
3位:永尾尭子(アスモ)、加藤知秋(十六銀行)


 男子シングルスはルーキーの藤村が戴冠。序盤から巧みなサービス、レシーブで上田の攻めを封じ、ラリー戦でも持ち前のフットワークを活かした攻めで怒濤の連続攻撃を見せた。3ゲーム目こそ競り落としたが、4ゲーム目はラブオールから得点を重ね、10本連取で勝負を決めた。記念の大会で優勝を飾った藤村はベンチで鼓舞し続けた杉井孝至監督と涙。協和発酵キリン、東京アート、シチズン時計の3強撃破を狙うチームにとって、頼もしい新人が現れた。
 女子シングルスは石垣が優勝。決勝では変化カットから大矢のつなぎのボールを積極的に狙い撃ち、2ゲームを先取。アンラッキーなポイントもあり、3ゲーム目を落としたが、4ゲーム目出足から大矢のミスを誘って3-1で勝利し、記念の大会で女王に輝いた。大会序盤から安定したプレーで勝ち上がり、高い実力を見せつけた。

 男女決勝終了後には、観覧者も交えての40周年記念祝賀会を開催。表彰のほか、会食をともにしながらの、日本リーガーとの交流や決勝フロアで卓球などが行われ、盛況のうちに幕を閉じた。

 創設40周年のメモリアルイヤーの前期日本リーグは6月7日より島根・松江市総合体育館で開幕。5月10日からは各地でホームマッチが行われる。
  • 流れを渡さず、最後まで攻め切った藤村が優勝

  • 変化カットからの攻撃が冴えた石垣

  • 左から男子単優勝の藤村、単準優勝・複優勝の上田、男子複優勝の吉田雅己

  • 左から女子単優勝の石垣、単準優勝の大矢、女子複優勝の加藤知秋、加藤杏華

  • 決勝が行われたグランドプリンスホテル新高輪・飛天の間

  • 試合と祝賀会の合間には日本リーガーとの卓球交流会も