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 6月20〜25日に中国・成都でITTFワールドツアープラチナ・中国オープンが行われた。中国男子の集団ボイコットなどもあり大きな波乱が起こった大会となったが、男子シングルスでは張本智和(JOCエリートアカデミー)が3位に入賞、男子ダブルスでは上田仁/吉村真晴(協和発酵キリン/名古屋ダイハツ)が優勝。男女アンダー21でも木造勇人(愛工大名電高)と塩見真希(四天王寺高)がタイトルを獲得した。

 男子シングルスで張本は初戦でサムソノフ(ベラルーシ)を下す金星を上げ、続く2回戦では世界選手権で敗れている許昕(中国)との対戦予定だったが許昕が棄権し3回戦に進出。3回戦では丹羽孝希(スヴェンソン)を4-0のストレートで破り準決勝進出を決めた。準決勝でのベテラン・ボル(ドイツ)との対戦では第1ゲームを先取したものの第2・第3ゲームをボルに連取される。第4ゲームを8-1と大きくリードしたが、ボルにじわじわと得点を重ねられ逆転を許しボルに3ゲームを連取される。完全にボルに流れを持っていかれた張本。1-4で敗れ決勝進出はならなかった。ボルとオフチャロフ(ドイツ)の対決となった男子シングルス決勝はオフチャロフがゲームオールの接戦を制しタイトルを獲得した。

  張本は木造勇人(愛工大名電高)との男子ダブルスでも準決勝でも世界選手権金メダルペアの樊振東/許昕(中国)を破る大金星を上げたが、決勝では上田/吉村に1-3で敗れ準優勝に終わった。上田/吉村は2013年ジャパンオープン以来となる2回目のタイトル獲得となった。

 女子シングルスでは平野美宇(JOCエリートアカデミー/大原学園)と石川佳純(全農)が準々決勝に進出したものの平野は丁寧(中国)に石川は劉詩雯(中国)に敗れベスト8に終わった。女子の優勝は丁寧。準決勝で劉詩雯を4-0のストレートで破ったジャパンオープン優勝の孫穎莎(中国)を4-1でくだし優勝を決めた。
 
優勝と日本選手の上位記録は以下のとおり。

■ITTFワールドツアープラチナ・中国オープン記録
● 男子シングルス優勝:オフチャロフ(ドイツ) ※3位:張本智和
● 女子シングルス優勝:丁寧(中国)
● 男子ダブルス優勝:吉村真晴/上田仁 ※2位:張本智和/木造勇人
● 女子ダブルス優勝:丁寧/劉詩雯(中国)
● 男子アンダー21優勝:木造勇人 ※2位:及川瑞基 3位:吉村和弘 
● 女子アンダー21優勝:塩見真希 ※2位:加藤杏華 3位:芝田沙季