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 10月26〜29日に埼玉・所沢市民体育館で「平成29年度・第84回・全日本大学総合卓球選手権大会・個人の部」、通称「全日学」が開催された。

 男子シングルスは森薗政崇(明治大)、吉村和弘(愛知工業大)という「本命」の両者が決勝で対決。第1・2ゲームは完全に吉村の展開だったが、気持ちを切り替えた森薗は3ゲーム連取。文字通り学生界最高レベルのラリーが展開された試合は、最終ゲームのジュースにもつれこむ死闘に。最後、森薗が粘りで勝利を決めると、床に倒れこんで2年ぶり3度目の優勝を噛み締めた。吉村もチキータと両ハンドドライブが安定感、威力ともに素晴らしく、優勝に手が届きかけたが、わずかな集中力の差が出る結果となった。

 女子シングルスは安藤みなみ(専修大)が初優勝。これまで勝ったことがないという、好調の田口(筑波大)に準決勝で快勝。決勝では阿部(早稲田)らの強豪を連破して勝ち上がった奥下(日本大)との速攻対決となったり、お互いに前陣で激しく打ち合う火花を散らすようなラリーが展開されたが、両ハンドの攻撃力にまさる安藤に軍配が上がった。

 ダブルスは男子:定松・宮本(中央大)と女子:安藤・枝松(専修大)が優勝。定松・宮本はフォアドライブのパワーと安定感で打ち合いを次々と制した。安藤・枝松は右・左の異質速攻プレーがばっちり噛みあい、関東学生選手権の決勝の相手である中央大ペアにリベンジを果たした。これで安藤は二冠となった。

■上位結果
●男子シングルス
優勝:森薗政崇(明治大)
準優勝:吉村和弘(愛知工業大)
3位:三部航平(専修大)、郡山北斗(専修大)
ベスト8:田添健汰(専修大)、上村慶哉(早稲田大)、及川瑞基(専修大)、緒方遼太郎(早稲田大)

●女子シングルス
優勝:安藤みなみ(専修大)
準優勝:奥下茜里(日本大)
3位:前瀧初音(東京富士大)、田口瑛美子(筑波大)
ベスト8:朝田茉依(同志社大)、瀬山咲希(中央大)、谷岡あゆか(日本体育大)、石川梨良(青山学院大)

●男子ダブルス
優勝:定松祐輔・宮本幸典(中央大)
準優勝:森薗政崇・渡辺裕介(明治大)
3位:片岡弘紀・梅崎光明(筑波大)、稲嶋俊介・千葉悠平(埼玉工業大)

●女子ダブルス
優勝:安藤みなみ・枝松亜実(専修大)
準優勝:伊藤佑里子・瀬山咲希(中央大)
3位:小室聖・奥下茜里(日本大)、秋田佳菜子・森田彩音(中央大)

全日学の模様は卓球王国1月号に掲載します。