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トップニューストピックス
 今年10月(もしくは11月)に開幕すると言われているTリーグのトップリーグ「Tプレミア」の男女各4チームが2月上旬に発表される見込みだ。
 女子の1チーム以外はほとんどが日本リーグなどの既存のチームではなく、新チームが参戦すると予想されている。

 チームが発表されれば、次に各チームに登録される選手名が気になる。ヨーロッパの強豪クラブでは12月末くらいまでにトップ選手の契約が終わるために、また日本に滞在してプレーすることに躊躇するために、ヨーロッパの選手の参戦は少ないと思われている。
 また体育総局の管理下にある中国卓球協会の動向が読めないために中国からトップ選手が参戦するかどうかもわからない。他はチャイニーズタイペイや香港、シンガポールからの参戦があるかもしれない。

 日本の男子のトップ選手はほぼほぼ参戦する気配はあるが、女子のトップ選手たちの動きは読めない。また、Tリーグから日本リーガーを誘うことはできないが、日本リーガーが自ら会社を辞職、もしくは契約を終えて、Tリーグに参戦するのは許可されているので、プロ卓球選手としてチャレンジしたい選手は日本リーグを辞めて、Tリーグに参戦すると思われる。
 Tリーグ側は日本リーグや学生連盟との掛け持ちはOKとなっているが、日本リーグや学連をそれを了承するかどうかも現時点では不明。ただ、今までも日本リーグの選手がヨーロッパや中国のリーグに参戦したり、学連加盟の選手がブンデスリーガなどの海外リーグにすでにプレーしてきているために、「海外リーグは許してきたけど、Tリーグはだめ」という決定をすると、今までの事実との整合性がとれなくなる。

 参加チームが発表されて、一斉に各チームが選手獲得に動いた場合、この1、2カ月の日本卓球界の中での選手獲得や移籍は相当に激しくなることが予想される。
 
 日本リーガーの中でもとりわけトップ選手は、現時点で所属する安定した企業を選ぶのか、何倍もの報酬が見込めるTリーグに移行するのか。その選手の人生を左右する時期がもうすぐやってくる。 (今野)