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 2月27日、世界選手権団体戦(4月29日〜5月6日)の舞台になるスウェーデン・ハルムスタッドで、同大会のチャンピオンシップディビジョン(男女各24チーム)のドローが行われた。ドローを担当したのは、スウェーデン卓球界のレジェンドであるパーソン(91年世界選手権優勝)と、スウェーデン女子の主力として90年代に活躍したA.スベンソン(現姓:カールソン)。ともに地元ハルムスタッドの出身だ。
 大会に先立って発表された、2018年3月のワールドチームランキングに基づいて行われた今回のドロー。まず男子チャンピオンシップディビジョンのドローは下記のとおり。

●男子
【グループA】

ドイツ
香港
スウェーデン
エジプト
ルーマニア
スロベニア
 
【グループB】
中国
ポルトガル
ブラジル
ロシア
チェコ
北朝鮮
 
【グループC】
★日本
チャイニーズタイペイ
イングランド
ベルギー
ベラルーシ
シンガポール
 
【グループD】
フランス
韓国
オーストリア
インド
クロアチア
ポーランド
 
 男子は新しいランキングシステムが施行された2018年1月のチームランキングで、ドイツが中国を抜いてランキング1位となった。今回のドローでも、第1シードはドイツ、第2シードは中国で、日本は第3シード。決勝トーナメントに進出すると、日本は準決勝で中国かドイツ、どちらかと当たる組み合わせになる。男女とも中国とは逆のブロックを引くことが多い日本だが、今大会は果たしてどうなるか。

 日本男子のグループCは、チームランキング5位の韓国と6位のチャイニーズタイペイ、どちらが入ってくるかが重要だったが、チャイニーズタイペイが入ってきた。ベテランの荘智淵は手強いが、鄭栄植が故障から復帰してきた韓国より戦いやすい相手であることは間違いない。むしろ前回3位で、チームワールドカップでも地元の声援をバックに3位に入ったイングランドが要注意。両大会とも日本とイングランドは対戦し、日本が勝利しているが、大いに苦しめられた。4番手のベルギーは若手のニュイティンク、ランビエ、ドヴォスというメンバー構成。ベラルーシはサムソノフ、シンガポールはガオ・ニンというエースがいるが、戦力に大きな変動はなく、選手層の厚さでは日本が数段上回っている。

 グループAはドイツ、香港、そして地元スウェーデンが三つ巴の戦いで、なかなか興味深いグループ。右シェークフォア表のM.カールソンに当たりがつくと、スウェーデンの金星もあり得る。グループBは中国が他を圧倒しているが、グループDも戦力が接近している。4番手以下のインド、クロアチア、ポーランドの戦力も侮りがたく、波乱が起こるとしたらこのグループか?