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 3月8〜11日にカタール・ドーハで行われたITTFワールドツアープラチナ・カタールオープン。日本からは代表選手を含む男子12名、女子14名のトップ選手たちが参加し、女子シングルスで石川佳純(全農)が3位、男子ダブルスでは水谷隼/大島祐哉(木下グループ)が準優勝を果たした。

 中国、日本ともに同士討ちが多くみられた女子シングルス決勝トーナメント。強豪中国選手たちが同士討ちで姿を消す中、石川は2回戦で世界選手権初代表に選ばれた、長崎美柚(JOCエリートアカデミー)を4-2で下すと、続く3回戦では1回戦で陳可(中国)をストレートで、2回戦で早田ひな(日本生命)を4ゲーム全てジュースで下し勝ち上がってきた、平野美宇(JOCエリートアカデミー/大原学園)にも4-2で勝利し準決勝進出。準決勝では劉詩雯(中国)から1ゲームを奪うに留まったが、3位入賞を決めた。
 女子の優勝は石川に勝利した劉詩雯。車暁㬢、孫穎莎、丁寧を下した陳夢と、3つの同士討ちを制して決勝進出を決めた王曼昱を4-2で下しタイトルをつかんだ。

 男子シングルスでは日本選手で唯一、張本智和(JOCエリートアカデミー)が準々決勝に進出。接戦が予想されたカルデラノ(ブラジル)との一戦となったが、カルデラノのボールの威力、読みにくいコースなどの前にミスが続き、ストレートで敗退。ベスト8に終わった。
 2回戦でも第2シードのボル(ドイツ)を下したカルデラノは、勢いそのまま準決勝では林高遠(中国)にもストレートで勝利し決勝に進出。決勝では2回戦で水谷、準決勝で許昕(中国)を下した、第1シードの樊振東(中国)相手に1・2ゲーム目こそ競るもゲームを奪えず。樊振東にストレートで敗れ優勝はならなかったが、今後に可能性を見せる今大会の快進撃だった。

 男子ダブルスではトーナメント1回戦で森薗政崇/張本智和(明治大/)をストレートで破った水谷/大島が決勝に進出。決勝では樊振東/許昕に1ゲームを先制するも、その後3ゲームを連取され、惜しくも準優勝に終わった。

大会優勝者と日本選手の上位記録は以下のとおり。

■ITTFワールドツアープラチナ・カタールオープン記録
● 男子シングルス優勝:樊振東(中国) ベスト8:張本智和
● 女子シングルス優勝:劉詩雯(中国) 3位:石川佳純 ベスト8:平野美宇、佐藤瞳
● 男子ダブルス優勝:樊振東/許昕(中国) 2位:水谷隼/大島祐哉
● 女子ダブルス優勝:陳可/王曼昱(中国) 3位:佐藤瞳/橋本帆乃香
● 男子アンダー21優勝:薛飛(中国) 3位:木造勇人
● 女子アンダー21優勝:張瑞(中国)