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 本日開幕したアジアカップ。男子の予選リーグで日本の張本智和が世界ランキング1位の樊振東を3-1で破る金星をあげた。

予選リーグ
張本智和 8、-8、9、8  樊振東(中国)

 出足から張本が攻め続ける。バック対バックでは樊振東を押している。樊はフォアで得点をするしかないような状況に追い込まれた。樊のフォアドライブをバックでブロックして、樊が次を攻めあぐんだボールを張本がバックで決める展開が多い。
 1-1からの3ゲーム目、後半の競り合いを張本が取り、4ゲーム目に突入。5-5、6-6、7-7、8-8の一進一退。樊がフォアで得点し、張本はバックで取る流れだ。8-8からストレートへのバックドライブが決まり、9-8、ここでネットインを張本が取り、浮いたボールを樊がフォアハンドミス10-8でマッチポイントを奪った。最後はやはり張本のバックが決まり、世界ランキング1位の樊振東を下した。

張本智和のコメント
「信じられないです。素晴らしい選手に勝ったら声も出ないですね。初戦はバックが全然良くなかったけど、(2試合目の)樊振東は世界ランク1位で凡ミスがないので、思い切り攻め、バックのストレートが良く決まった。相手のバックには隙がなくて、どちらかと言えばフォアに隙がある。相手を振り回して、自分の得意なバックを相手の隙のあるフォアに打とうと。
 格上の相手に100%以上のプレーができて、自分でもビックリするようなバックが決まった。今日の1試合の集大成として、最後にストレートにバックが決まった。あの1本が今日の試合を物語っていました。
 ここで次負けたらバカだと思うんで、このまま1敗もしないで優勝したいです。
 今日、中学校の時の友だちが見に来てくれて、試合前はちょっと気になったけど、試合中はモードに入っていて、忘れてた。東京オリンピックまでは一回は超えたい壁だった。今日の自分はバックしか良くなかった。フォアももっと強くなれば自分も楽しみ。東京オリンピックで金メダルを獲れる自信が少しついたかなと」
  • ハイレベルな両ハンドの高速ラリーを制した張本

  • 世界一と言われる樊振東のバックハンドを張本が上回った