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●女子シングルス準々決勝
劉詩ウェン(中国) 4、7、3、4 平野
王曼昱(中国) 5、9、8、8 木子(中国)

●男子シングルス準々決勝
張継科(中国) −9、7、−9、−8、11、7、7 上田
ボル(ドイツ) −12、11、3、7、9 松平

先に行われた男女シングルス準々決勝の2試合、結果は上記のとおり。

惜しかったのは上田。張継科に対して前陣で積極的に仕掛け、ゲームカウント3−1とリード。ボールの質の高さでは互角以上、ミドルに打たれたボールも咄嗟の反応で返球する集中力は素晴らしかった。5ゲーム目で一気に勝負を決めたかったが、ここをジュースで落とすと、張継科は少し台から距離を取って上田の速攻に対応。バック対バックから回り込む上田の逆を突いてストレートに送り、ノータッチで抜くなど、さすがの勝負勘を見せた。

「香港オープンで(吉村)真晴、中国オープンで張本が張継科選手に勝っていたので、自分も良いイメージを持って試合に臨むことができた。ぼくは台から距離を取って打ち合うより、先手を取ってカウンターを狙うプレーが得意なので、そこは通用した部分だと思いますが、打撃戦では体の強さの違いを感じた。地元開催で、これだけ多くの方が最後の一本まで声援を送ってくれたことに感謝しています」(上田)

男子シングルス準々決勝のもうひと試合、松平対ボルも好ゲームだった。ラリー戦では厳しい勝負になると、松平の両ハンドの仕掛けは非常に早く、ミドルを突いたボールが何度もボルの体に当たっていた。10−9で先にゲームポイントを奪った2ゲーム目を取り、2−0にしておきたかった。

女子シングルス準々決勝で、先月の世界選手権団体戦に続いて劉詩ウェンに挑んだ平野は、残念ながら完敗。「相手のペースで、自分のプレーが全く出せずに終わってしまった。悔しいというか情けないです。同じスタイルのプレーをしているのに、全体的に相手のほうが上だった」と試合後の平野。「対中国はこのままだったらずっとトップに勝てない。これから1カ月くらい試合がないので、いろいろ考えたい。9月のワールドツアーでまた優勝できるようにしたい」(平野)
  • 張継科と白熱の打撃戦を展開した上田

  • 張継科、試合感覚が徐々に戻ってきたか

  • 準々決勝で敗れたが、今大会の健太は強かった

  • ボル、試合運びのうまさはさすが

  • 平野、劉詩ウェンへのリベンジはならず