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●女子シングルス準決勝
王曼昱(中国) 7、−7、10、−9、6、6 劉詩ウェン(中国)
伊藤 −8、−9、−6、9、9、7、7 陳幸同(中国)

●男子シングルス準決勝
張継科(中国) キケン ボル(ドイツ)
張本 5、−10、4、5、−5、9 李尚洙(韓国)

●女子ダブルス決勝
顧玉ティン/木子(中国) キケン 劉詩ウェン/王曼昱(中国)

ジャパンオープン最終日の男女シングルス準決勝。伊藤美誠と張本智和、ともに決勝進出!

伊藤はなんとゲームカウント0−3の4−9から大逆転。バックの懐が深くて守りが堅く、巧みな緩急を交える陳幸同にうまく待ちを外されていたが、陳幸同も4ゲーム目はやや勝利を意識したか。このゲームを落としてから、プレーが防戦一方になり、逆に伊藤は巻き込みサービスから3球目スマッシュをビシバシ決めた。「2ゲーム目を逆転で落としてしまって、0−3までいって、4ゲーム目はもう負けてもいいから思い切ってやろうと思いました」と試合後の伊藤。

そして張本は、難敵・李尚洙を4−2で下した。スロースターターの李尚洙に対して、幸先良く1ゲームを先取。李尚洙の高い打球点から振り抜くバックドライブ連打に苦しんだが、ラリー戦で堂々と押し切った。「昨日よりサービスが効かなかったけど、普通のサービスにして、ラリーで点が取れた」と試合後のコメント。決勝では張継科と相まみえる。「(張継科とは)先週やったばかりで、まさかまた決勝で当たるとは思わなかったです。でも勢いと実力では自分が上、準々決勝・準決勝でのプレーができれば勝てると思う」(張本)。心理面では完全に張継科を呑んでいる。

なお、男子シングルス準決勝の第1試合は、ボルが首を痛めて棄権。ボル対張継科を楽しみにしていた地元ファンには残念なニュースだが、故障の多い両選手だけに、こればかりはしかたない。なお、女子ダブルス決勝も、劉詩ウェンの負傷による棄権がアナウンスされ、顧玉ティン/木子が戦わずして優勝。

準決勝でのプレーを見る限り、劉詩ウェンはプレーできないほどの故障ではないだろう。過去の大会のパフォーマンスを振り返っても、世界選手権明けのジャパンオープンは、中国にとってそこまで全力で戦う大会ではない、ということだ。男子シングルス決勝の張継科も、準々決勝の上田戦で何度も腰をおさえ、痛がるそぶりを見せていた。……さすがにこれ以上の棄権は避けてもらいたいのだが。
  • 伊藤、神がかりの逆転勝利!

  • 0−3の4−9という大ピンチを脱した

  • バックの守りが堅かった陳幸同

  • 張本、ついに決勝進出だ

  • 勝利を決め、今日もソリソリ!

  • 李尚洙、快速フォアドライブは不発