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 2016年リオ五輪フィリピン代表のイアン・ラリバ選手が9月2日(日)に逝去した。23歳だった。

 ラリバ選手はフィリピンのミンダナオ島北部のカガヤン・デ・オロの出身で、9歳で卓球を始め、1年後にはナショナルコーチの目に留まるほど頭角を現した。2014年世界選手権団体戦東京大会ではフィリピン女子チームをひっぱり、ディビジョン4でトップの成績を残した。2016年4月のリオ五輪アジア大陸予選会では第2ステージで出場権を獲得。卓球でフィリピン初の五輪代表選手となった。リオ五輪の開会式では選手を代表して旗手という大役も担ったが、2017年に急性骨髄性白血病との診断を受け、治療を続けていた。

 ITTF(国際卓球連盟)も「#SupportLariba」(サポートラリバ)基金を設立し、治療費の寄付などのサポートを行っていたが、再びラケットを握るという願いは叶わなかった。謹んで哀悼の意を表します。

  • 2016年リオ五輪でのラリバ選手