スマホ版に
戻る

トピックス

トップニューストピックス
 第18回アジア競技大会・卓球競技が9月1日に閉幕。団体戦で男女チームともベスト8だった日本は、男女シングルス・混合ダブルスの3種目が行われた個人戦でメダル獲得を狙ったが、準々決勝の壁を乗り越えることはできず。06年ドーハ大会以来、3大会ぶりにメダルゼロで大会を終えた。

 男子シングルスでは松平健太と上田仁が準々決勝進出。松平は団体準々決勝で苦杯を喫したグナナセカランにリベンジを果たした。しかし、ともに準々決勝では中国勢に当たる厳しい組み合わせ。松平が林高遠から2ゲームを奪ったが、両選手ともベスト8で大会を終えた。

 女子シングルスでは加藤が、3回戦でカットのキム・ソンイに0−3から逆転勝ちするという離れ業を演じ、準々決勝進出。韓国女子のエース田志希をゲームカウント3−1とリードし、メダルに王手をかけたが、ここから悔しい逆転負けを喫した。団体戦でポイントゲッターとして活躍した安藤は、3回戦で鄭怡静との接戦に破れた。

 混合ダブルスは森薗姉弟ペア、上田/前田ペアともに3回戦で敗れてベスト16。個人戦3種目の決勝はすべて中国勢同士の対戦だった。男子の馬龍・許シン、女子の丁寧・劉詩ウェンなどが代表から外れ、若手主体のメンバー構成で臨んだ中国が、改めてその強さを見せつけた。アジア競技大会の報道は、9月21日発売の卓球王国11月号に掲載します。 個人戦の上位結果は下記のとおり。

〈男子シングルス〉●3回戦
上田 ー13、6、5、7、10 Ni.アラミヤン(イラン)
松平 ー9、4、9、6、10 グナナセカラン(インド)
●準々決勝
樊振東(中国) 3、3、5、7 上田
林高遠(中国) ー14、3、3、2、ー10、8 松平
●準決勝
樊振東 3、−4、4、9、5 李尚洙(韓国)
林高遠 10、7、6、2 No.アラミヤン(イラン)
●決勝
樊振東 8、5、−15、−4、8、6 林高遠

〈女子シングルス〉●3回戦
加藤 ー7、ー2、ー9、5、9、4、12 キム・ソンイ(北朝鮮)
鄭怡静(チャイニーズタイペイ) ー7、7、ー9、6、10、6 安藤
●準々決勝
田志希(韓国) −5、−10、6、−7、12、8、8 加藤
●準決勝
陳夢(中国) 7、7、6、4 田志希
王曼昱(中国) 7、6、5、−9、7 ユ・モンユ(シンガポール)
●決勝
王曼昱 7、−5、−14、−7、6、8、8 陳夢

〈混合ダブルス〉●3回戦
林鐘勲/梁夏銀(韓国) 11、5、−2、6 森薗政/森薗美
王楚欽/孫穎莎(中国) 7、6、9 上田/前田
●準決勝
林高遠/王曼昱(中国) 7、7、3、3 何鈞傑/李皓晴(中国香港)
王楚欽/孫穎莎(中国) 9、5、−11、4、8 アチャンタ/バトラ(インド)
●決勝
王楚欽/孫穎莎 −12、−9、12、11、7、7 林高遠/王曼昱(中国)

※写真提供:アン・ソンホ、ITTF
  • キム・ソンイを大逆転で破り、メダルに肉薄した加藤

  • 健太、林高遠にも食い下がったが、あと一歩

  • 森薗姉弟ペアは韓国ペアに惜敗

  • 上田/前田は優勝した王楚欽/孫穎莎に敗れる

  • 男子シングルス表彰。樊振東がライバル林高遠を下して優勝

  • 女子シングルス表彰。19歳の王曼昱が初優勝