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 長く日本の卓球界を牽引してきた福原愛が、自身のブログで「選手として一区切りつけることを決意」と発表した。

 3歳9カ月でラケットを握り、国内外で多くのメダルを獲得。選手としての活躍だけでなく、テレビなどのメディアに取り上げられることが多く、「愛ちゃん」として国民的スターとして卓球のイメージアップに大きく貢献。

 オリンピックには4回出場し、ロンドン五輪とリオデジャネイロ五輪でメダルを獲得。リオ五輪後は結婚、出産のためラケットを置いていたが、引退については言及していなかった。

 選手としては一区切りをつけた福原だから、10月24日に開幕を迎えるTリーグの理事に就くなど、これからも卓球には携わっていくという。


以下は、福原愛公式ブログからの抜粋。

 Tリーグの開幕が近づき、私も今までとは違う立場で卓球と向き合うようになり、色々と考えることも多くなりましたが、最近ようやく自分の中で答えが見つかりました。

  今日は、これまでの長い間、ずっと支え続けてくださった皆様に、自分の言葉でご報告したいことがありますので、ブログを書かせていただきます。

 私は選手としての立場を、ここで一区切りつけることを決意しました。

 2016年のリオオリンピックから二年が経ち、結婚や出産を経験し、日々育児に励みつつも、競技のことが頭から離れることはありませんでした。3歳から卓球を始め、約26年の間、多くのことを学ばせていただきました。

 とてもおこがましく身勝手かも知れませんが…これまでの私は、これからも卓球界を引っ張っていくため、子育てをしながら競技を続ける必要があると思っていました。

 何度もやめようかと考えたことはありましたが、一度も卓球を嫌いになることはありませんでした。そんな風に思えるものと出会わせてくれた母と兄に感謝の気持ちでいっぱいです。

 私は生涯卓球人なので、卓球という軸がぶれることは一生ありません。

 コートから離れて更に卓球が好きになった気がします。

 これからは選手とは別な立場で、これまで支え続けてくれた皆様に、卓球を通して恩返しをしていきたいです。

 卓球以外のことをほとんど経験したことがないので、皆様にご迷惑やご心配をおかけすることもあるかと思いますが、一歩ずつ前に、自分らしく、人生を終える時に今日のようにやりきった、と思えるような日々を過ごせるよう、これから邁進していきます。そして人の役に立ち、必要とされる中身のある人間を目指してまいります。

 また選手としてプレーしているところを観たい、と言ってくださった皆様、ご期待に添えられず申し訳ありません。皆様からいただいた言葉を胸に、次のステップへ進もうと思います。

 これまで温かく応援していただき、ありがとうございました。

 これからもよろしくお願いいたします!

 福原愛
  • Tリーグの理事としての活躍が期待される福原愛