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 男女2部リーグで優勝チームが決定した日本リーグ。男女1部リーグも全7戦のうち第6戦まで終了した。

 男子は第6戦で、ここまで全勝のシチズン時計と協和発酵キリンが激突。シチズンは、本大会に入って藤村(日鉄住金物流)、高木和(東京アート)を連破し、絶好調のチョッパー御内をトップに起用。早稲田大時代の同期・笠原との対戦はさすがに分が悪いかと思われたが、御内は両ハンドの鉄壁のカットに加え、切れ味鋭いフォアドライブの反撃を連発し、なんとストレートで勝利を収めた。

 協和も2番平野が、町とのゲームオールジュースの大熱戦を制し、1−1のタイで迎えた3番ダブルス。協和の松平・平野が1ゲームを先取し、2ゲーム目も10−9でマッチポイントを握ったが(日本リーグは3番ダブルスは3ゲームズマッチ)、ここで決めきれず。粘り強くドライブを打ち続けた町・上村に凱歌があがる。4番上村対後藤は、今期から出場の協和・後藤が思い切りの良いフォアフリックと後陣でのパワードライブ連打で食い下がったが、上村がゲームオールで競り勝った。

 明日の最終戦の結果次第で、シチズンと協和が1敗で並ぶ可能性はあるが、ここまでの6試合でシチズンの失点はわずかに「2」(得点18・失点2)。一方の協和は得点16・失点8。最終的な成績発表は明日の最終戦を終えてということになるが、シチズンの優勝が決まればなんと95年の前期以来。ちなみにその前の優勝は、日本リーグが発足した77年の後期だ。

 一方、女子では中国電力が6勝0敗と唯一の全勝。4勝2敗で並んだ十六銀行、日立化成、サンリツを従え、優勝が決定。日本リーグで1部に定着し、強豪のイメージが定着している中国電力だが、日本リーグでの優勝は意外にもこれが初めてだ。

 中国電力は今日の日立化成戦、十六銀行戦が正念場だった。まず正午から行われた日立化成戦では、前半を終えて2−0のリードから2−2まで追いつかれたが、ラストで宋が牛嶋のカットを完璧に打ち抜き、全勝を守った。そして17時からの第7戦・十六銀行戦は、トップで土田が加藤杏とのゲームオール16−14の激戦を制し、貴重な先制点。さらに土田。宋のダブルスと4番成本が連勝し、3−1で勝利した。笑顔あり、涙ありの初優勝となった。
  • 天王山の協和戦を制し,観客席の応援団にガッツポーズするシチズンのメンバー

  • 今大会、各チームのエースを連破している御内

  • 中国電力、笑顔と涙の初優勝!

  • 単複にフル回転した土田(左)・宋