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 2018年度後期日本リーグ・酒田大会は大会の全日程を終了。男子1部はシチズン時計、女子1部は中国電力が優勝を飾った。

 シチズン時計は95年前期以来、23年ぶり3度目の優勝。実は昨日の協和発酵キリンとの全勝対決に勝利した時点で、最終戦でリコーに敗れて協和と6勝1敗で並んだとしても、得失点率で大きく上回るシチズンの優勝は確定していた。

 それだけにリコー戦は戦い方の難しさもあったか、体調不良の有延と鹿屋が復帰したリコーに1−3で敗れたが、ここまでの勝ちっぷりは見事なものだった。最高殊勲選手賞は御内健太郎。「大会前に質の高い練習を積むことができた。守っていても勝てないので、どれだけ攻撃につなげていくかを考えました」と語るとおり、低く正確なバックカットからのフォアドライブの反撃が冴えに冴えた。

 「前期で優勝を逃した悔しさがあっての今回の優勝なので、すごくうれしい。昨日の東京アートと協和発酵キリンとの2試合が勝負だったので、東京アート戦トップで高木和選手に勝った御内が、チームメイトに勇気を与えてくれました」(伊藤監督)

 一方、女子も昨日優勝を決めていた中国電力が、最終戦でアスモに大激戦の末に敗れ、6勝1敗。しかし、昨日の時点で1敗のチームもすでになくなり、文句なしの優勝だった。松岡監督が「チームのリードオフマン。前半で確実に勝利を挙げてくれた」と語った土田美佳が最高殊勲選手賞。威力と安定性を兼ね備えた異質攻守で、土井みなみ主将も「ベンチで安心して見ていられた」と賞賛した。

 登録選手9名と大所帯の中国電力だが、「ウチの一番の長所はチームワーク」と松岡監督。大会前のミーティングで「楽しくやろう」と話し合い、ベンチでも選手たちは笑顔。劣勢でも伸び伸びとしたプレーを披露した。男女1部の順位は下記のとおり。連日1000人以上の観客を集め、大いに盛り上がった酒田大会の模様は、12月21日発売の卓球王国2019年2月号に掲載します!

【男子1部】
1位 シチズン時計   6勝1敗
2位 東京アート    5勝2敗
3位 協和発酵キリン  5勝2敗
4位 リコー      4勝3敗
5位 日鉄住金物流   3勝4敗
6位 愛知工業大学   2勝5敗
7位 クローバー歯科  2勝5敗
8位 琉球アスティーダ 1勝6敗

【女子1部】
1位 中国電力     6勝1敗
2位 日立化成     5勝2敗
3位 サンリツ     5勝2敗
4位 十六銀行     4勝3敗
5位 デンソー     4勝3敗
6位 愛媛銀行     2勝5敗
7位 広島日野自動車  1勝6敗
8位 エクセディ    1勝6敗
    
※勝敗数が同じチームは得失点率の計算で順位を決定
  • 男子1部優勝のシチズン時計、23年ぶりのV!

  • カット打ちの名手たちを連破し、抜群の働きを見せた御内

  • 女子1部は中国電力がついに頂点に立った

  • 冷静かつ積極的なプレーを見せた中国電力の土田

  • 男女の最高殊勲選手賞は御内(左)と土田が受賞