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●女子シングルス1回戦
王曼昱(中国) 3、−10、6、6、5 馮天薇(シンガポール)
陳夢(中国) 7、−9、7、6、−8、−9、5 陳幸同(中国)
鄭怡静(チャイニーズタイペイ) 9、−3、7、−6、−8、8、7 伊藤美誠
石川佳純 6、3、−9、8、7 平野美宇

女子シングルス、初戦で伊藤美誠がGFの舞台を去った。
相手はタイペイのエース、鄭怡静。両ハンドの強烈な打球が伊藤のコートに突き刺さった。
伊藤のプレーは悪くはなかった。むしろ普段よりもひらめくプレーもあり、中陣でも戦える成長も見せた。ただ、サービスミスやストップの落下点を見誤るなど、伊藤らしからぬミスが目立ったのも確かだ。
鄭怡静は、前後左右に振られながらも足を使い、1本でも多く返していく。どんなボールでもつなげばチャンスが来る。鄭怡静がねじ込んだボールの対処が遅れて、伊藤が戸惑う場面が何度もあった。

「相手がすごく単調な展開に持ち込んできて、私自身も単調になってしまった。そういう選手はあまりいないし、私もその中でいろいろ変えて対処できるんですが、今まで以上にできるようにしないといけない。もっと攻撃的にならないといけないし、新たな課題が見つかりました」(伊藤)

今大会、伊藤の存在は全選手がマークしていただろう。対策を練られて、それを上回って勝たなければならない。今大会、伊藤にとって次のステージが待っていたのだ。
創意工夫あふれるプレーに鋼のメンタルを兼ね備えた伊藤美誠。
試合後はぐったりうなだれていたが、着替えてからミックスゾーンに現れた時、少し晴れ晴れとしているように見えた。
課題を見つけた、でも負けは引きずらない。伊藤はまだ伸びる。

また、石川対平野の日本選手対決は石川に軍配。
平野のフォア前にボールを集め、体を前陣に寄せさせて、バック深くを狙っていく。「Tリーグの時はうまくレシーブできなかった。そこを修正した」という石川が終始リード。
平野は両ハンドのコンビネーションが決まっている時は良いが、サービス・レシーブからの三球目連携は精度を欠き、連続得点ができず。
「もう少し何かを変えたら、良い試合になったと思う。勝ち負けよりも今日は内容が悔しい。試合でうまくいかない時にそのままのペースで行ってしまう。今年のツアーはいい試合が思いつかないので、来年は良い自分を、変わったところを見せたい」(平野)
  • 得意の逆チキータもミスが目立った

  • 鄭怡静は最後まで動ききった

  • 激戦での勝利にガッツポーズ

  • まだ終わりではない。明日からのダブルスが残っている

  • 気合いが入っていた石川が完勝

  • 平野は来年の奮起を誓う