●男子シングルス準々決勝
張本智和 10、8、7、−9、9 張禹珍(韓国)
林高遠(中国) 3、−9、11、−11、2、9 許昕(中国)
張本が地元の張禹珍を倒し、ベスト4進出。
バックの打球点で上回る張本が張禹珍を左右に振り回し、相手のフォア強打を封じる。
張禹珍は展開を変えようと緩いバックドライブを送って張本に威力を利用させないようにしたが、その戦術すらも張本はわかっていた。
「もうわかっていたからしっかり対応できたよ」と試合後の倉嶋監督。
「1ゲーム目の9−10から逆転できたし、勝負強くいけました。前にジャパンオープンで勝っていましたが、その時は相手の調子も悪かったので、今日は厳しい試合になると思っていました。
今日はバックが良かったです。久々にバックが良い調子で、相手にリードされても慌てずに威力を利用しながら相手より1本多く返すことができた。威力は50〜60%に抑えて、安定させました。
次は樊振東(明日の準々決勝でカルデラノと対戦予定)がくると思う。アジアカップで勝ってから当たっていないし、7ゲームでは勝ったことがない。目標は優勝なので、通過点として勝ちにいき、決勝へいきたい」(張本)
あれで50%なのか、と疑うコメントだが、この試合での張本のバックハンドは本当にミスが少なく、落ち着いていた。
バック対バックでは絶対の自信を持っている張本。
大舞台での本気の樊振東との勝負になれば、見逃せない一戦になるだろう。