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 13日の日本卓球協会理事会で、10月1日以降に開催される全ての大会において、協会未公認であったスピード補助剤(ブースター)の使用を一切禁止することが発表された。
 国際卓球連盟(ITTF)は08年2月の総会で、揮発性有機溶剤を含む接着剤等、公認されたラバーに対する後加工を全面禁止にすることを決定。9月1日からこの新ルールがスタートしており、日本卓球協会もITTF用具委員会からの指摘を受けたスピード補助剤について、使用禁止を決めたものだ。ENEZを用いたラケット検査は従来通り実施され、競技者は事前にラケット検査を受け、赤ランプが点灯したラケットは使用できない。

 日本では世界に先駆け、揮発性有機溶剤を含む接着剤(スピードグルー)の禁止を1年前倒しして実施。複数のメーカーから、スピードグルーの代替品となるスピード補助剤が登場した。しかし、世界でも、また日本国内でも「ラバーの後加工禁止」が明確にルール化されたことで、70年代後半に使われはじめたスピードグルー、そして1年あまりのスピード補助剤の歴史に終止符が打たれたことになる。

 近年はラバーの開発技術も飛躍的に進歩しており、アマチュアレベルではグルーイングラバーとの差はほとんど出ないだろうと言われている。今回の決定は、卓球をよりクリーンなスポーツにするための重要な一歩となりそうだ。

新ルールについての注意事項等、詳しくは日本卓球協会のHPをご覧下さい
http://www.jtta.or.jp/