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 今回が50回目となる全国中学校卓球大会。団体戦が行われるようになったのは第2回大会からだが、その全中団体戦の初代男子優勝校である沼田(群馬)が47年ぶりに全中に出場。予選リーグの第1試合で板櫃(福岡)に3−2で勝利するも、第2試合で野田学園(山口)に敗れ、47年ぶりの全中は1勝1敗で幕を閉じた。決勝トーナメント進出はならずも、鋭い両ハンドの野田学園に対し、互角に打ち合いを見せる場面もあった。

 選手は部活動の他に、「沼中ジュニア」というクラブチームでも練習。小学生時代から沼中ジュニアでプレーする選手もいる。47年ぶりの出場ということもあり、大会前にはOBが練習相手を買って出るなど、まさに地域一体で全中に向けて準備をしてきた。会場には同中卓球部の女子部員、保護者、OBなど30名を越す応援団が滋賀まで駆けつけて選手に声援を送り、選手も気合いの入ったプレーで声援に応えた。

 「野田学園さんは強かったですね。全中出場は選手だけでなく、関係者みんなの悲願でした。47年ぶりという時間もありますし、ここでプレーできて感無量という感じです。1年生が3人試合に出ているので、来年以降も何とか全中に来たいと思います」(沼田中・岡田秀久監督)
 昭和から平成、そして令和まで、時を越えて受け継がれた沼田の悲願。半世紀を経て再びたどり着いた全中の舞台で、堂々たる戦いぶりを見せた。