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●張本智和のコメント
・・・試合を振り返ってください。
「試合と試合(の時間)が少し空いて、相手も丹羽さんで独特のペースの人なのでずっと不安でしょうがなかった。丹羽さんも思い切ってきた。3ゲーム目からサービスや打つコースを変えて、逆転できたので今日はよく耐えた。2ゲーム目を取られた時には正直、0−4で負けるかなと思った。0−2の3ゲーム目の1−3で本当にダメだと思ったけど、ラリーにするしかないと思った」

・・・チキータが少なかった。
「シンガポールは湿気が強くて、今日も1本目のチキータがミスした時点でもう絶対やらないと決めました。横上回転の難しいサービスですけど、ストップをするしかなかった。今日も最初ストップはうまく止まらなかったけど、少しずつ止まるようになった。悪いなりによく耐えた。内容はあまり良くないけど、勝てたことが大事。日本人との試合は嫌じゃないけど、丹羽さんはどの選手にもないような独特の技を持っているし、警戒していて、丹羽さんのビデオは何十回も見たんですけど、あのスタート(0−2)。研究が少なかったら負けていた。アジアカップのリベンジができて良かった」

・・・明日の許シン戦は?
「6回やって、勝ったことのない相手で、絶対勝てる戦術はないけど自分を信じてやるだけです」

・・・湿気があるからチキータを使わなかったと言ってますが、丹羽選手は戦術としてストップをやられて、それがやりにくかったと言ってます。
「チキータはしたかったけど、1球ミスした時点で絶対入らないと思った。ちょうどロングサービスを出されていた。横上サービスをストップにするのは小さく止まらないけど、何本か止まって、少し浮いても相手も手こずっていた。チキータができたら出だしはもう少し楽だったかもしれない」

・・・湿気でボールが滑るという意味?
「理由はわからないけど、ヨーロッパでやるのと全然感覚が違った。ボールが持ち上がらない、重く感じました」

・・・4ゲーム目、張本君は早く終わらせて、次のゲームを11本勝負でやりたいし、丹羽君はFAST5に持っていこうとしていた。駆け引きがありました。
「ぼくはそのゲームを取ることで精一杯だったけど、7−1くらいで残り2、3分で、次を11本でやりたかった。そこで5本勝負になると、運で左右されてしまう」

・・・改めて試合を振り返って感じる点は?
「相手もオリンピックがかかっているし、ぼくもオリンピックが決まっている身として負けられない。いろいろプレッシャーはあったけど、いつもの丹羽さんとは違って、勝ちを意識して固さがなくはないと感じた。プレー以外のことを含めて試合なんだと感じました。アジアカップの時だったら、この感じだと0−4か1−4で負けていた。自分が良かった点もあるけど、相手が少しプレッシャーを感じていた部分もあると思います。
 明日の相手(許シン)はぼくとは格も違うので、勝っても負けても、しっかり表彰台に上がれるように頑張りたい」